取材力を鍛えろ②

今月も各店のニュースペーパーの締め切りが迫り、各店から送られて来た原稿をチェックしています

先月も書いたと思いますが、一部を除き相変わらずお客様の声を聞くのが下手である、というか本当に聴く気があるのか甚だ首をかしげたくなるのである。

一体何を聞きたいのか?

課題は質問の内容が物凄く抽象的になっているコト

例えば今月は壺風呂についての御意見を伺うのですが、恐らくこんなやりとりではないかと思う

”壺風呂はお好きですか?”

”他の浴槽と比べてどうですか?”

”何分くらい入りますか?”・・・・

こんな感じでしょう(;一_一)

これでは回答する方も質問内容が漠然としていて、”はい”と”いいえ”しか答えようがないので話が続かないですよね。

 

 

 

テーマを決めよう

壺風呂を特集するというテーマの下で取材を行うのならばその中でどんな事を聞きたいのか更に突っ込んだテーマを決めておくとよいでしょう。

・壺風呂の入り方・入浴時の姿勢について聞いてみる

・他店との比較にについて尋ねてみる

・壺の大きさについて聞いてみる

・壺風呂の醍醐味について聞いてみる

なんだっていいのですが、質問する側に幾つかのテーマがあって、そのテーマにそってインタヴューを行っていけば会話の内容も広がりますし相手も答えやすくなります。

インタヴュアーは一定の情報とうんちくを持っておくべきである

先生にモノを教わる場合であっても、お客さまに感想を聴く場合であっても、質問する側は一定の情報を持っておくべきです。

伸びる生徒はちゃんと予習をしてくるもので、質問する前にテーマに沿って調べておいたり、それについて自分はどう思うのかというものをちゃんと用意しておく事です。

”僕は何時も○○なのですけど、それってどう思います?”と具体的な投げかけができます

それに対する同調や反対意見から話も広がるってもんです

要は何も考えずに質問するから、相手も何を答えて良いのか解らないのは当然ですよね

答えは持っておくように

質問やインタヴューだと、1から10まで相手の御意見頂戴と思うのかもしれませんが、先にも述べたように多くの情報は前もって持っておく事、どういった答えが欲しいのかは想定しておく事。場合によってはそうなるように仕掛ける必要もあります

ただし、強要はしないこと。こちらの答えがあるから想定外の回答には意外感が出る訳でる訳ですだから答えを持っておく事はとても大切な事だと思います

どちらにしても、頭を使ってちゃんとストーリーを立ててから行動しましょう

応援してね!!

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。