直感で訴える店造り・お風呂甲子園の真の目的は?
お風呂甲子園と言うイベントがあります、運営します温浴施設に覆面訪問調査員が3回来店してチェックリストに沿ってお店の運営内容を評価していきます。3回の調査の結果を点数化して上位6店舗が決勝大会として日比谷公会堂で行われる決勝戦で日頃の取り組みを壇上で発表すると言うイベントです
覆面訪問調査、所謂ミステリーショッパーを受けるのは客観的にお店を見直すのによいだろうということと、基本的な調査内容が事前にガイダンスされるので、それに沿ってお店が準備を行う事で一体感を持つ事ができると感じてエントリーしました
温浴施設(スーパー銭湯)の本来の目的はなんだろう?
チェックリストに沿ってお店をチェックしていきます、改めて、そしてはりきってお店を見ていくとなるほどできていない事が山ほど見つかります。
本来の目的はお店全体の雰囲気づくりです、その中心となるのはスタッフです。こういった取り組みでスタッフが自信を持って明るく元気良くそして各人の個性を輝かせる事がお店の雰囲気を良くするのです
然しチェックリストを持って館内を見まわすとできていない事が気になり、点数稼ぎに走ってしまいます。ここにはこう言った説明文章が必要・ここにはこんな看板がないな?ここが汚れているから見廻り強化・・・・・
お店全体をロジカルに捉えようとし始めるのです、それはそれで大切な事ですが取り組みがチェックリストに対応する事が目的になり本来の目的を見失いそうになるのです
この店はなんとなくいいなー来店されたお客様が和むのは、こういったロジカルな視線ではなくもっと直感的に訴える事なんだろうと思います、注意書きだらけ、説明書きだらけの施設じゃ寛げない(@_@;)
以下は、尊敬するマーケテイングコンサルタント藤村正宏氏の先日のブログの抜粋です
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男性は「結果」 女性は「過程」
男性は結果ばかり求めるけれど、女性はプロセスをすごく大切にする。
買い物に行くと、男はすぐに目的の売場に行きます。
でも、女性はいろいろな売場に寄って、買いもしない服を試着しながら、最後に目的の売場に行くなどして、ショッピングの過程を楽しむんですね。
ボクは、日帰り温泉をつくりましたが男にとっての脱衣場というのは、風呂に入る前に服を脱ぎ、あがってきたら、服を着るだけの場所ですよね。
服を脱いで、着て、それで終わり。
女性にとって脱衣場は重要な空間です。
いろいろなコミュニケーションの場にもなります。
でも、建築をする人は機能しか考えない。
だから、ダメな脱衣場が多いんです。
使う女性にとって本当にどんな脱衣場がいいか、ということを考えてつくらなければいけないのです。
トイレも、男性とはちがう目的で使われます。
北海道阿寒湖温泉ホテル「鶴雅」の女性トイレ
入り口を入ると、ギャラリーになっている。
トイレにソファが置いてあって豪華できれいです。
トイレなのに、そこでご飯を食べられそうです。
トイレをまったくちがう「意味合い」にしているのです。
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お店を見直す事がチームの喜びとなって、それが醸し出される雰囲気づくりが重要です
決してチェックの為のチェックじゃない事もう一度基本理念を振り返りたいと思います
(温浴業者も必読の参考になるブログです)
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