素敵なおばちゃんが日本を明るくする
ちょっとお時間よろしいでしょうか・・・?
たまにしか顔を出さないお店で僕を見つけると色々としゃべりかけて来る年配の女性パートさんが居る。彼女は人員が揃わない厨房で長年無理をきいてくれる、ちょっと口は悪いが愛すべきキャラクターで彼女が居なければ飲食コーナーは成立しない。
店長や社員を飛び超えて時々現れる僕に挨拶以上の声をかけて来てくれる人はそれほど多くない、とっかかりは現場で起こっている不平不満だが、最後はみんな頑張っているよ・・と仲間を讃える!!
嬉しい瞬間でもあるし、頭が下がる思いの瞬間でもある。
彼女の事をイロイロ聴いてみた
一部上場会社の経理部で働いていた彼女は転職をして企業経営者を対象にした保険のセールスレデイーになる。バブル期でもあり、彼女のカラッ!とした性格も相まって相当優秀な外交員であったとおもう。その後お弁当屋さんのフランチャイズ店に加盟してフランチャイジーとして7店舗のお弁当屋さんを出店する!!
・・・驚いた事に立派な企業経営者だったのだ・・・
そして神戸の震災でその店舗の大半を失う・・・そして全てを清算をした彼女は少しゆっくり生きようとパートタイムで私たちの仲間に加わってくれて、かれこれ10年・・・
妹はパートのおばちゃん
先日久しぶりに妹からメールが届いた
彼女は大手外食チェーンで数年間パートタイムとして週に5日8時間仕事を続けているようだ
大学。高校・中学、3人の子供の母親は大変だ!!
然し、彼女の夫は国立名門大学院を卒業した霞が関の住人なのに、そんなに働かないといけないの??・・と思うのだが、どうにも彼女の性分モあるようだ。
企業経営の矛盾、現場の課題、彼女の立場で色々と思うところがあるようだ。経費削減で非正規社員に頼るのは良いが配偶者の所得制限があれば思い切り働くこともできないっと矛先は国にも向く( ̄ー ̄)
みんな一生懸命生きているんだなあ
我々を始め多くのサービス業は逞しくも素敵な”おばちゃん”いやいや女性によって支えられている
当たり前の事だけど、彼女たち一人一人に人生観があり、人生があり、喜びがあり、悲しみがある。縁あって一緒に働くことができた奇跡に感謝しなくちゃね!!
彼女たちの明るく前向きなバイタリテイ―がなければ成り立たない!男と女を比べる事は昨今の風潮ではないのかもしれないが本音で言えばやはり女性の繊細さは男性よりもサービス業には向いている。
愛すべき彼女たちと向かい合って、彼女たちの真心を伝える場を提供する事が我々の使命でもある
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