ルーチンワーク(常識)を疑え!
毎月毎月ミーテイングをしては新しいことを決めていきます
仮に毎月一個の新しい事を決めていけば1年で12個の、2年で24個の決まりが生まれます。
然し、この決まり事が本当に必要なのか?守られているのか?機能しているのか?物事を決めるミーテイングは行っても、変更をかけたり、中止をしたりを目的にしたミーテイングと言うのはなかなか行う事はありません。
昨日はあるお店でそういった観点で無駄に思う事、ルールの見直しが必要なモノを話合う事にしました
目次
社員の遅番の出勤時間を1時間遅くしてもいいですか?
その中の一つに決まっている社員の出勤時間の変更を望む声がありました
開店3時間前に早番の社員は出勤して来て2時間かけて早朝清掃専属スタッフと浴室の清掃を行います。その後1時間でお店の開店準備を行います。
今、このお店は事情により早朝清掃のメンツが足りずに通常5人のところ4人しか組めないそうです。これに社員が加わって清掃をするのですが、朝のメンバーに負担がかからないように遅番の社員は1時間半残業をしてできるところを清掃して帰る毎日です。
今はサービス残業なのですがこれを業務に落とし込みたいので出社時間を1時間遅らせたいという希望です!!
1時間一人で残業してその中身は・・・?
では1時間半弱残って何をしているかを聴きました!!
男女のサウナマットを交換して、男女の桶風呂を掃除して帰ります!!
サウナマットの交換にどれがだけ時間がかかりますか?
サウナマットを用意して、運んで、一人で汚れたマットを引き上げて、新しいマットを敷いて、それをリネン室に戻す・・・男女で30分から40分かかります
では、朝一5人で一斉にこれを行うと・・・?
男女で20分、いえ他のお店を見ていると15分もかかっていません。この店だは従来からサウナマット交換の作業が一人で行われており、それを夜カバーしようとしていたのです
そのほかにも非効率な事が山ほど出てきます。
脱衣場の専門担当者を作るのは何故か(2時間も必要?)
ポリッシャーは毎日かける必要があるのか
清掃後の開準備時間に余裕を持ってできる作業を何故清掃時間内に行うのか?
等、等、等、等・・・・
その答えは、今までそうやっていたから・・・です???((+_+))
2時間、パートスタッフと社員一人で行っている作業を因数分解して見直しをかけたならば、驚くことに机上論だけで言えば3人でも可能です
6人や7人でやって来たことが3人でも可能なのに従来のやり方を踏襲するためにサービス残業を行い、疲れて不平に思う・・・!
改善すべきは出勤時間の変更では無くて現在行っている作業内容の改善だったのです
だけど、こういった事が結構多くあるのではないかと思います
そういった意味でも、新しいものを増やす決め事も大切ですが、改善や決まった事の見直し、やめても良い作業を話し合うという時間も大切ですね
そんな事を感じた話し合いでした・・・・
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