スチームサウナとミストサウナの違い

熱さで優位なスチームサウナ

 スチームとは蒸気のこと、水を高温(沸点)に温めると気化をして蒸気になります。この水蒸気を直接利用して部屋を温めます。室温は45度前後の設定が標準のようです。

  室内は、高温の水蒸気が室内で冷やされ、湯気となるために白く曇ります。

 水は空気よりも熱伝導率が良く、蒸気を含んだ質内は高温サウナより設定温度は低いものの、体感温度は高いため、しっかりと発汗できます。

100度近い乾いた空気の高温サウナや、45度のお湯に浸かるほど熱くは感じませんので、入りやすく、しかし体をしっかりと温めることができます。

浸透力で優位なミストサウナ

 スチームサウナと混合されることが多い、ミストサウナですが、生成方法が違います。

 スチームが水を含んだ気体であるのに対して、ミストは水に圧力をかけて、霧状にしたものです。

 ミストは、水を気化させず、圧力をかけることで作れますので、冷たい水でも生成が可能です。

 スプレー式の化粧水などをイメージしていただければ良いのかもしれません。

 ミストサウナの構造は、部屋自体は暖房機能で温めておいて、温めた水に圧力をかけて噴霧するイメージです。湯気ではありませんので、直接あたっても火傷をすることはなく、部屋が白く曇ることもありません。

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。