幸福度が高まる健康法

 

今回からユーチューブの発信を行います、テーマは入浴と健康について!とはいえ、私は医者ではありません、本職は温浴施設の集客をお手伝いするコンサルタントをしております。なので専門家の文献や、関わりのある温浴施設で得た多くの入浴者の生の声など体験談を通じて参考になるお話をさせて頂きます。

 

 

記念すべき第1回目はお風呂の幸福度についてお話しします、

 

世界校風度ランキング 日本は不幸せ?

世界幸福度ランキングって聞いた事がありますか?国連関連の団体が2012年から発表している世界156カ国のそれぞれの国でアンケートを行いその結果を相対評価したものです。昨年の日本の順位は58位だそうです・・・・??

アンケート内容は

ⅰ一人当たりGDP、

2社会的支援、

3健康寿命、

4人生の選択の自由度、

5社会的寛容さ、

6社会の腐敗度

 

この6つ項目で評価をしてもらい決まるそうなのですが58位はなんとなく嘘でしょ!!って思いません?

 

世界3位の経済大国だし、平均寿命も世界トップクラスなのに不思議ですよね?

以下が幸福度トップ10です

  1. フィンランド
  2. デンマーク
  3. ノルウェー
  4. アイスランド
  5. オランダ
  6. スイス
  7. スウェーデン
  8. ニュージーランド
  9. カナダ
  10. オーストリ

10位までほとんどが北欧なんです、社会保障制度が充実した国である事が要因ですね

 

このアンケートで日本の評価が低いのは❹の人生の選択肢の自由度と❺の社会的寛容さなんだそうです。確かにそうかもしれませんがこれは国民性だったり、キリスト文化と儒教国家の違いも大きいと思います、

 

国連の定義する幸福度はあくまでも指数での相対的なものであり、幸福かどうかの基準は人によって違うと言うことは明確にしておきたいですね。

銭湯は世界で最も安全で平等な場所

さて、入浴の話ですが仕事柄銭湯やスーパー銭湯は私の仕事のフィールドとなります。

不特定多数の見ず知らずの人たちが裸なのに安心して同じ浴槽に浸かり幸せそうな顔でくつろげるこの国は素晴らしいなっていつも思います。浴場では皆が平等です、同じ料金を払い、生まれたままの姿で身には何もつけず、学歴も所得も地位も関係ありません、たまに勘違いされている方もいたりはしますが、変な虚栄心など持ち込んで入浴しても寛げません、基本的に皆それを理解しているのです。

3年ほど前にある大手商社に呼ばれて相談をされた事があります。

『メキシコに銭湯を作りたいんだけど協力してくれませんか?』って話でした。

もちろん、大きな仕事になりそうなので喜んでとは思ったのですが、セキュリテイーの問題など治安に対するコスエトを考えるととてもじゃないが採算が取れないというがネックになりその計画は流れました。丁度トランプ大統領が公約で壁を作るということでクローズアップされていた時期ですから、よくわかります。メキシコでなくとも街中の銭湯が安全に成り立つこの国は幸福度の高い国だと思います。

先日世界を駆け巡ったニュースに、アフガニスタンで中村哲医師が狙撃されるという悲しい報道がありました。中村さんはアフガニスタンで長い間医療活動や行っておられましたが、たまに帰国した際は必ず温泉に浸かる事を楽しみにされていたそうです。

数年前イスラム国に捕らわれの身となったジャーナリストの後藤さんの映像を見た時、その時はわざわざ危険な地域に足を運ぶことに日本中が賛否の意見で分かれていましたが、当時お風呂を運営する立場だった僕は帰国する事ができたら何も言わず真っ先にお風呂を提供したいと思ったものです、

毎日入浴する人はそうでない人に比べて幸福度が高い

先酷の国連の幸福度調査とは別なのですが、内閣府か手がける幸福度調査があります、幸福度を10段階で分けて回答していただくのですが、この調査と並行して5000人の人に1週間に何回湯船に浸かりますかという調査をした結果があります、シャワーはダメで湯船にお湯を張って浸かることを条件としたそうです。幸福度が8点以上の人で毎日湯船に浸かると答えた人が54%、毎日ではない人で8点以上の人は44%と毎日入浴する人の方が10%上回ったそうです。

そもそも豊富な水資源とインフラの整った安全な環境の中で毎日贅沢にお湯を使える環境であることは幸せなことだと思います、なぜ、毎日湯船に浸かる人の方が幸福度を感じる事が出来るのか?そのヒントは心の健康と体の健康が湯船に浸かることと相対的な関係があるからなのです。幸福を感じるということ自体が心の健康につながるんだと思うんですね・

皆さんは湯船に浸かって幸せだ!と感じますか?

I’m happy when I take a bath

 

今後この理由を解明してゆきたいとおもいます

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。