使った水は処理しなければなりません
”残り湯が無い時は何ともないのに、残り湯がある時は湯船の水かさが勝手に増えているのよ、おかしいでしょ・・・?”
ワイフが家のお風呂について不思議がっています( ;∀;)????
給湯器の故障だと思います
残り湯が無い時は何とも無いのではなくて漏れた水が流れていて
残り湯がある時は詮をしているので水かさが増えているんでしょう
給湯器・・・買い替え時かもしれません・ドキ!ドキ!
断続的に水漏れをしているとなると水道料金が跳ね上がる事確実です・ドキ!ドキ!
目次
水道料金の仕組みを知っていますか?
ぼくの住む街は一㎥(トン)あたりの水道水は約160円つまり1リットル当0.16円で水を買っている事になります
飲料水をこの値段で手に入れる事が出来るのは水の豊かな国に住んでいる事を実感しますよね
更に水を捨てるのにもお金がかかります、いわゆる下水料金です
下水料金が1㎥(トン)あたり約120円、1リットルあたり0.12円です、水を手に入れるのと処理するのとでそれ程の値段の差がありません
水道料金は使用した上水(下水に対して水道水は上水と呼ばれます)と下水を合わせた料金が請求されますが42%は処理の為の下水代と言う事になります
仮に我が家の月の水道料金が3,000円だったとしたら月間に約10.7㎥(トン)の水を利用した事になります
上水と下水が同じっておかしくない?
ここでちょっと疑問に思う事はありませんか?
蛇口から出た水は全て下水放流してますかって事です?
飲んだり料理に使った水は一体どうなるのでしょうか?
体内を巡ってお手洗いに流すのは当然ですが、必ずしも我が家で用を足すとは限りませんよね、それに人間は汗を掻きますがこれだって摂取した水分です
お料理でお鍋から出る湯気はどうでしょう?ベランダや庭の植物にやった水は大気に還って行きます
厳密に言えば上水メーターと下水メーター両方をつけて、実際に放流した分だけを下水代として請求されるべきですよね
然し多くの市町村は上水=下水とみなしているのが現状です
水道料金の考え方は市町村によって違う
さきにあげた料金ですが、ぼくの住む街では1㎥(トン)当たりの単価は使用した量によって料金が変わります
従量料金制度といって使用料が多ければ多い程1㎥あたりの単価は大きくなります
大量の水を使う施設、工場や病院、多くの人が集まる施設や事業所、それに我々のような温浴施設やスポーツクラブなどは負担金額がぐんと跳ね上がります
最大で上水で2倍強、下水では3倍近くも高くなります
因みに温浴施設は一般公衆浴場とその他の公衆浴場との分類があって、いわゆる街中銭湯は上水下水ともかなり減免されます(上記水道料金参照)
我々の施設はその他の公衆浴場ですのでこの恩恵にはあずかれません
環境を守る為の努力をしましょう
山の秘境の温泉地、澄んだ水が豊富にある自然豊かな山村、こういったところではわざわざ水を浄化しなくても飲み水や、おふろのお湯として使えますので水道代がかからない、或はうーんと安かったりします
世帯数が少なく、工業用排水などの心配のない地域、下水整備の整っていない地域では河川放流を行っている地域もあります
下水道整備が整っていない街ではお手洗いの汚物は”くみとりやさん”がバキュームカーで回収していますが現代の街中に暮らす子供たちはバキュームカーを知らないのではないでしょうか
こういった事を考えると下水整備の整った都市は便利でとても衛生的です
先の話に戻ると上水は下水の比べ計測が簡単です、多くの水量計は羽根車式と言って水が流れ羽根車を回して水量を計測します
これは水が安定した状態でなければなりません、例えば泥や異物などが混入していると安定的な計測ができないからです
汚物が混じった水は細い配管では詰まってしまいますし、そういった排水を羽根車で計測するのは極めて困難です
今では電磁流量計など羽根車に直接水が触れることなく計測できる計量器が開発されていますがまだまだ一般化されておりません
こういった事もあって、下水メータの計測よる下水放流の実測は進んでいません
下水整備の発達によって快適な暮らしを手に入れる事も出来た事は事実です、ですかその処理を行うためには多くの経費が掛かります
限られた資源は大切に扱う事で資源の保護と共に、排出物を押さえる事が出来ます、これによって処理に要するエネルギーも抑える事が可能ですから改めて意識の必要性を感じます
我が家の給湯器も早く修理する事にします
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