君達の料理に”感動”はあるか
先日の飲食会議は新規メニューの試作品を持ち寄りました
茶美豚という豚を使った料理を各店が5品づつ出品する
茶美豚は現在いくつかのメニューを導入していますが、メニュー数を広げ更にバラエテイー感を出すのが目的です
1か月余りの準備期間で各店が創作してきた料理を全員で試食してその感想と現時点でのABCランクを一品づつ、それぞれのメンバーに記入します
採用不採用は次回以降、それぞれの意見を持ちかえり、それを参考に改良を行います
出品された料理、そしてメンバーの感想を読んでつくづく思う事があります
目次
「仕事」とは「感動」である
人を喜ばせたい料理なのか
アイデアを出し、頭を捻り、調べたり、話しあったり、そして何度も何度も試作を繰り返す、時間を作り出し、納得のいくものを作り出す、その原動力はそれを食べる人を想像して、それを食べた後のその人の表情を思い浮かべてみる。ただその時のそれが”笑顔”である事を願って・・・・
そうやって考え出された商品かどうかは一目で解ります、それを感じられない料理は出品に値しない
何のために料理を創作するのか、軽々しく喜んで貰いたいと口先だけで言っても底はしれています
料理の中にあなたが居る事、思いのないレシピに感動はありません
それを食べてどう感じるのか
想像して貰いたい、自分が世界で一番美味しいと思う料理が目の前にあり、それを一口食べた時にどう思うのか、その時あなたはなんと言うのか、どんな表情をするのか?期待通りなのか?期待外れなのか?
ボキャブラリーが豊富でなくても構いません、表現力が乏しくても構いません、だけど料理を食した時に湧き上がる感情が無い人が、人を感動させる料理やレシピを創りだせるはずがない
紙に書かれた感想や、意見を聴いてみて、そこに「想いを」を感じられない人に美味しい料理は創れません
お風呂を運営する人も、リラクゼーションを提供する人も。髪をカットする人も、バスでお客様を送迎する人も、開店前にお風呂を掃除する人も、飲食部門で料理を提供する人もそこに「想い」がなければ単なる「作業」です
人は人が行う「仕事」に心動かされても、「作業」に心動かされることはない
「仕事」とは「感動」であると思います
感動させておくれやす・・・
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