これからのスーパー銭湯に求められるもの(20代への君への求人)

・・奇跡の仕事:温浴業とはどんな業種なのか?

金持ち:貧乏 頭が良い:そうでもない 身分が高い:全然庶民・・・裸で見知らぬ人達が同じ浴槽で安全に寛げる世界的に見ても奇跡の場所・奇跡の仕事です。極度の緊張を強いられた時に、身体や頭がクタクタになった時にこの国で育った人の多くが求める場所の一つです。

ブームの中で日本の文化として海外に進出するきらいがあったとしても、治安等の問題で全ての国へ輸出する事は困難だと思います、そういった場所を守って行く事も大切だと思います(興味のある方は本ブログカテゴリー:奇跡の仕事もお読みください)

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・これからのスーパー銭湯はどうなるのか?

内風呂が無い時代の街中銭湯の多くは役割を終え、やがて高度成長期と共に温浴施設はレジャーとしての健康ランドと企業戦士のオアシス、都市型サウナが主流となりました。その後バブル崩壊後の経済の停滞期が続く中、約20年前から手軽なレジャーとして規模的に健康ランドと街中銭湯の中間的な存在のスーパー銭湯が登場しました。

20年前は街中銭湯よりも大きく、食事やリラクゼーションも楽しめる施設が当たりどの施設も大流行りでした、その後スーパー銭湯も競争の時代に入り規模の拡大がどんどん進みました。

特に岩盤浴の導入により規模が大きく滞在時間も長いレジャー色の強い施設、ロケーションの良い場所に建ち、温泉旅行気分を味わえる日帰り温泉等温浴施設の選択肢も広がりました。

広大な面積と駐車場を要する施設は広範囲からの集客があり今も絶好調で売り上げを上げていますがこう言った施設は資本力が必要です。では中規模クラスのスーパー銭湯(我々の施設もこのカテゴリーになります)の今後は果たしてどうなるのでしょうか?

・サードプレイスになるスーパー銭湯

サードプレイスとは第一の場所家庭、第二の場所学校や会社等公的に所属している場所、その中間点にある代三の場所という意味です。スターバックスの理念の一つはこのサードプレイスの創出を経営理念としております。

ですからスターバックスはコーヒーを売ってるのではなく自分を取り戻す為のプライベート空間を売っているのです。

我々スーパー銭湯も入浴やリラックスだけを売るのでは無く、その延長線上にある日常の中で自分を取り戻したり、自分の時間を使う為の空間を提供する事が今後の使命だと思っています。

PCを持ちこんで仕事をしているビジネスマン、勉強をしている学生、調べ物をしている主婦、気のあった友達とおしゃべりをするシルバー層、気が向けばお風呂に入って寛げばいいし、その間に何かに集中をしたり逆に開放されたり・・・

(興味のある方は本ブログカテゴリー:サード・プレイスもお読みください)

・売りモノは個性・武器は共感

設備産業と言われているスーパー銭湯、新しくて、豪華で、大きくて、レジャー志向が強くて・・・でも我々が目指すのはそこではありません。ホテルのようなサービス、高級旅館のようなおもてなし・・・これも少し違います

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我々の武器は一人一人の個性がちゃんと反映されている事、マニュアルは大事だけど、もっと大切なのはそれを咀嚼(そしゃく)して自分のモノにした一人一人の個性だと思います。貴方が行動してみて楽しい事がお客様も楽しいと思えば共感が生まれます。重要なのはそこだと思います。

”従業員一同でお待ちしています”てチラシやパンフレット、DMを貰うけど、そんなの胡散臭いよね、あんたが居るからここへ来る!つまり共感!そう言った人達の集まりでありたいと思うんですよ(興味のある方は本ブログカテゴリー:個性の時代もお読みください)

それと、お客様に何かを提供する、奉仕するというよりも、参加して貰う事、そう言った空間を創りだす個性がある場所が支持されるのだと思います。

そう言った空間を創りだす事に興味のある方20代の方、一緒にやってみませんか

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。