美味しすぎてはいけない理由???
ある地方のファミリー向けのチェーン飲食店の経営者のインタヴューで「なるほどなと」頷ける事を言ってました
美味しすぎてはダメなんです、「美味し過ぎず癖になる味」これが大切なんだ・・・と
目次
美味しすぎるとは・・・
美味しすぎると云うことは即ち良くも悪くも個性的であると云う事、記憶に残るような味付けだと云うことになります。
人の味覚は千差万別嗜好もまちまちです、そんな中で記憶に残るということは上記の定義にあてはまる、インタヴューの社長はファミリー向け、年齢層の広く、嗜好もまちまちのお客様が一つのグループ単位なので行き着くかんがえです。
個性的で嗜好的な商品はターゲットを絞った専門店では成立しますが、ファミリーではちよいと不向きと言う意味でしょう。
最大公約数的な味付けは裏を返せば無難な味と言うことになります、その中で癖になる味と言うのはとても難しい話となります、故にこれが大切だとこの経営者は言っているのだと思います
冒険をしないスーパー銭湯のお客様
我々スーパー銭湯のビジネスモデルは来店頂いて入浴をして食事をして頂く事です。
スーパー銭湯の客層も実に幅広い、平日の午前中は年配の方が多い、昼下がりは休みのOLさんや主婦、夜は独身の男性やカップル、そして週末のメインターゲットはファミリー層です。
飲食コーナーは各種定食類を始め、麺類は必須です。和洋折衷、お子様も意識しますしもちろんビールの肴も重要になる、3店舗ある施設はお店によって客層は違いますが、共通して不動の人気は蕎麦、うどん、ラーメンなどの麺類。とんかつ、から揚げなどの定番定食です。
自社直営なので色々と頑張ってメニュー開発を行います、中にはスマッシュヒットを飛ばすものもありますが相対的には難しいなと感じながら行っています(*^。^*)
同時開催の”ブラジルフェアー”と”鹿児島フェアー”
例えば、今現在ワールドカップにかけてブラジルフェアーを行っています。”五大陸の代表ソースで食べるワールドカップ・プレート””ブラジル産カリオカ豆の石焼カレーライス””パステル(ブラジル春巻き)”・・・どうですか商品のイメージが湧きますか(-_-)???
頑張って開発しましたブラジルフェアー
もちろん、POPやコメントボードを使って興味が湧くような説明や仕掛けはしています、でも施設では同時開催の”鹿児島フェアー”のさつま揚げ、きびなご、角煮、珍しい処では”油ソーメン”や”冷やしケイハン(鶏飯)”の方が解らないながらも注文は圧倒的です
ブラジルフェアーの商品はスポーツバーやヒュージョン料理のお店ではきっと人気商品になると思いますが、温浴施設では思うような成果は出ません
抜ける商品が欲しいな
そうは言っても優等生的な全方位を見据えた商品構成、可もなく不可もなくでは商売としてはOKなのかもしれませんが強くない
意外に伸びている冷やしケイハン(鶏飯)
基本的な美味しさの基準は”手をかける”という部分を意識して基準を高くしながら、それでも”ここならでは”と言われる商品開発を行う精神だけは持ちたいと思います
役者が出揃いつつあるワールドカップ、日本は残念ながらの結果でしたがお近くにお立ち寄りの際は是非ご賞味ください。
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