これからのスーパー銭湯の使い方

スーパー銭湯を参加の場にしたい

摂津の湯に新年初訪問をすると30名くらいの団体様が賑やかに食事をされていました。記念撮影が始まってのでお手伝いをさせて頂きました、お正月からお集まりいただき当施設を御利用頂き光栄ございます(*^。^*)

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淀川ランナーズの皆様でした

団体は淀川のマラソン愛好会の皆様、日々淀川でマラソンを楽しみ毎月第3日曜日には100名を超える参加者を集めハーフマラソン以下距離別マラソン大会を30年近く開催されえいる関西で老舗であり市民マラソン界では由緒正しい(*^。^*)大きな組織です。

摂津の湯は淀川河川敷に近く、数年前からラニング・ステーションとして利用できるようなシステムを導入しました。

ランニング・システムとはお店で着替えてそこからマラソンに出かけ練習が終わったら一風呂浴びて着替えて帰る・・いやいやもちろん車でなければマラソン後の1杯だとか、お腹を満たして貰うとか、リラクゼーションコーナーで疲れを癒すとか、用途は広がります。

何故か店長が皆さんの前で年頭の挨拶をしてました

さて、導入したはいいけれど中々利用者が集まらない、そこで地元の組織である淀川ランナーズクラブに目をつけて最初は店長に毎月のマラソンに参加しろよ・・・とけしかけました(*^。^*)

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何日か練習はしていたようですがなんせ100キロを超える巨体、足が痛いとか、体重を落としてからとかイロイロと言い訳をしていましたが(-_-;)、それを補うべくクラブの事務局に毎月店長が挨拶に伺い、いつの間にか事務局の方たちと懇意になったようです。

と言う訳で、事務局の新年会を当施設で開催して頂きました。冒頭一度もマラソンをしたことの無い巨漢が、ランナーに向かって訓示を垂れる!とても厚かましい光景を見る事が出来ました。

スーパー銭湯の社員はキュレーターとなれ

癒しの場である温浴施設、我々は心地よい環境を提供するのが仕事の中心でした

然し、そこに集まる人たちはつまりお客様たちが単に対価を払ってサービスを享受するのではなく、積極的に参加ができる場所にしていくことが公共性を持つ施設として重要ではないかと思います。

人と人との出会いの場、自分が熱中できるモノを見つけ交流する場、そこに行けば同じ趣味を持つ人に出会える場になりうると思います。

マラソン・栄養食・お風呂・マッサージ(マラソン同好会)

温泉好き・温泉ソムリエ・秘湯の旅同好会の開催(温泉巡り同好会)

ウォーキング・美容・エステ・健康食・サウナ(美容倶楽部)

料理・食材・プロのレシピ・試食(厨房を解放しての料理教室)

施設を温浴だけに留まらずイロイロな組み合わせを考え結び付けてゆくこと、可能性は無限大です

何をどう組み合わせてどう提供してゆくのか施設のスタッフは多くの情報の中から必要なコンテンツを組み合わせて企画を進めてゆくキュレーターであるべきなのです。

新年早々集まって頂いたランナーの皆様のまえで挨拶をしている太っちょ(-_-;)いや店長を観て思ったのはそういう事です。

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アイ・アム・スパーソナー(元旦の誓いはキュレーターでは無かった?)

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。