G・ロレンツイーという店

ある時、彼が私に聞いた 「店舗はいくつあるのですか?」

「恥ずかしくて言えません」私は答えた

「いくつあるんですか?」彼がふたたび言った。

「1万6000店です・・・」イタリア語に翻訳された言葉を聞いて、彼の表情が変わった。

「1万6000店のコーヒーショップですか?」彼は頭を横に振った。

「私は2店舗目さえ持てなかった」

この会話の文章を読んでとても感動し、震える気持ちになりました。

質問に答えているのはスターバックスCEOのハワード・シュルツ氏

質問をしたのはミラノ、モンテナポレオーネ通りという場所にある2代続くナイフやグルーミングの専門店のオーナーロレンツイー氏

ロレンツイー氏の店、「コルテレリア・G・ロレンツイー」を訪問した際に衝撃を受けたシュルツ氏がたっての願いで面談をした時の会話です。

「コルテレリア・G・ロレンツイー」

それは静かな交響曲のようなものだ。シンプルで言葉ではない喜びを与えてくれる。手細工のナイフ、剃刀、カトラリー等が柔らかな明りに照らされて陳列されていた・・・(中略)・・・この場所には情熱と技術が注ぎ込まれているのを感じた」

この店を訪れて電撃的な気持ちが走ったと語っています

イタリアの街角々に立つカフェ、そこで働くバリスタ達、一軒一軒が独立したカフェで香り高きエスプレッソを飲む人々に感銘を受けてアメリカに持ち込んだのがスターバックスだった、シュルツ氏にとっては一軒一軒がポリシーのある店であるべきだったのでしょう」

”サプライチェーン”化と”独立したお店”、”効率”と”思い入れ”の矛盾があるからこそ72歳のオーナーに恥ずかしくて言えませんと答えたのだと思います

72歳のロレンツイー氏はイタリアにも展開しているスターバックッスの存在を知りません。

その後、ロレンツイー氏の言葉がシュルツ氏の店造りの道標のとして残ります

商売とは

私たちは伝統的な店を誇りに思っているし、長い間その伝統を守り続けてきた。しかし、その為には常に”新鮮”である事が求められるのを忘れてはならない。家具や床、調度品が古くなるほど、定期的に細部にわたる保守や修繕が必要になる。古い物は美しい、しかし、それは念入りに手入れをしているからこそだ。

ーAldo Lorenzi『That shop in Via Montenapoleone」

くー!!シュルツさんでなくとも心に染み渡る言葉ではないですか

来月のメンテナンス休館を決意を後押ししてくれる、名言です(T_T)/~~~

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おのやすなり

小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。