大きな声・小さな声・声なき声

9月に人事異動を行いました。

異動をした人が問題意識を持って新しいフィールドに立てばイロイロな問題点が観えてきます。

逆に学ぶべきことも多くある筈です。大切なのは良くも悪くも違和感を感じる事です、悪いと感じる違和感は良い方向へ、良いと感じる違和感は自分の中に取り込まなけれなりません。

それは迅速に、自分の意識が同化しない間に取り組むべきです

問題意識のある社員が気付いたレポートに書かれている事

 

大きな声の本質を聞き分けろ

大きな声の人がいます、いわゆる影響力の強い人達。

こういった人達は大きな力になってくれることもあるし、逆にブレーキになることもあります。重要なのは放置をしない事です、ちゃんと耳を傾けて行っていることが正しいのか、相容れないのかを聞き分ける事です。イエスとノーをはっきりさせる。注意しないといけないのは大きな声に惑わされない事です、それが今正しいのか正しくないのか或は今必要な事か、そうでないのかの判断を正面向かって大きな声で話をすることです。理解が得られれば大きな力になるでしょう

小さな声を聞き逃すな

小さな声の人がいます。独特の価値観を持っていたり自分の主張を強く言えない人達です

彼らの中には本質を見抜いた意見の人も居ます、今まで声を聴いて貰えなかったり、大きな声にその声がかき消されたりしていた可能性があります。耳が鳴れるとその声は聞こえなくなります、脳がその声を意識しなくなるからです。その声が耳に届く最初が肝心です、そこに問題や本質が隠れています

声なき声が見えるか

声を出さない人達が居ます。出しても仕方がないと言う諦めの人、こういった人達はしゃべらないのでその声は聞こえませんが、表情でモノを語ります見逃してはいけません。

その一方で、全く問題意識の無い人,端からしゃべる気のない人もいます。こういう人も見逃してはいけません、ただの便利屋を作ってはいけないのです

声なき人の声は表情で聴く事、そして声を取り戻させるのです

見えない目に聞こえない耳

上記は異動したお店で問題意識を持って取り組んでくれている社員の日々の取り組みや感じてくれたことの日報を抽象的にまとめたものです。違和感を感じてそこに手を突っ込む苦労はありますが見えている風景が気になり、聞こえる音に敏感な事に気づきます。

昨夜の彼のレポートです

16時台から一気に来館数が増えてピークがきました。
18時台にフロントの休憩回しでフロントに立っている際、飲食ホールを巡回するホールさんの姿を殆ど見ず、不自然に思ってリネン室に行ってみると、ホールスタッフ3名中の2名が同時に20分休憩に入っているとの事でした。

この件に関してはホールスタッフに注意をしました。

こういった所もちゃんと管理をしていかなくては、人員を増やしても無駄になってしまいます。
パートさんの動きもしっかり視野を広げて見ていきます。

お恥ずかしい話ですが現場に立たなくなった僕には見えない光景です

見慣れた現場の人達も目の前に映る光景に脳は反応しなくなっています

「摩擦を恐れるな」、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練的な人になる

聴力や視力を失った訳ではありません、我々は彼が見える風景や聞こえる声をもう一度取り戻したいと思います

応援してね!!

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。