視界良好の中で下した決断

先日の役員会議で当社は正式にある決定を行いました

温浴事業からの完全撤退

昨年末に2施設の売却を終え、残る1施設摂津の湯を運営しておりましたが来月 8月28日を持ちまして閉鎖する事となりました

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幾つかの要因があります

定期借地権の更改時期が迫っている事

施設の老朽化による建築物及び設備の再投資問題

事業部の収益構造の根本的な見直し

この半年で改善点や継続の足掛かりも構築でき、浮上できる見込みも持てましたが総合的な判断は残念ながら継続断念止む無しという結論に至りました。

方向性の決定をした以上は社としては次なるステップへの早期着手を行う必要があり告知から閉鎖迄は想定していました時期よりは少し早いですが決定に従い最後のおひとりまで気持ちを込めて運営を行いたいと思います

情熱なき仕事はつまらない、情熱だけでは仕事は続けられない

昨年末の事業部縮小により退社を決意しておりましたが、やむを得ない事情により現場に残り、最後まで面倒をみさせて頂く事となりました

ある程度の覚悟はありましたが、事業部の長から現場に戻り感じたことは”想い”とはかけ離れた状況で想像以上に蝕まれていた事です

恥を忍んで言うなれば一つ一つが自分に対する反省である事は否めません、店舗で体験する事象は紅顔に堪えない状況の連続で暫くはとてもブログなど書く気にもなれませんでした

然し、決して拗ねていたのではなくむしろ火が点いたと言う感じです(遅ーんだYO)

時間との戦いではありましたが、現場に立って改めて景色の中に見えるべき道が見える、おかしな話しですが経験上これ程視界良好な状況で仕事をした覚えがないくらいやるべきことを自覚しました(やっぱ遅-んだYO)

方策やそれによる答えが見える中色々なアイデアも沸き上がり、ある意味この半年は今迄以上に情熱を持つ事ができた貴重な時間でしたし今後の財産にもなるでしょう

そしてもう一つ、情熱だけでは物事は解決しないと言う事も今更ながら再認識させられたという点でも貴重な体験だったですね

最後の体験も楽しませて頂きます

昨年末は施設の売却という形を行い、既存のお客様には新たな運営者にバトンを繋ぎ忸怩たる思いはありましたが後の事は任せたという放任的な気持ちもありました

今回は何処にもバトンを渡す訳でなく取り壊しになります、施設自体が消滅するのです

施設に愛着を持って頂いているお客様には多大なるご迷惑をおかけすることになるとても重い決断です

それだけに色々な事をお聴きする事になるでしょう

想いが強く愛着があればこそ是も非も含めて強いご意見を伺う事もあるかと思います

裏を返せばそういった声は勲章として大切にしたいと思っています

ここまで一緒だったメンバーと最後まで楽しませて頂かせます(‘◇’)ゞ

応援してね!!

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。
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