USJはダフ屋を締め出した、中途半端な顧客対応では無しえない毅然とした態度に学ぶべき事は大である

昨日TVを見ていてあるCMの事が気になった

オフイスで女性が人気の展覧会に行きたいと思ったのだけどその催し物の人気が高くてチケットが手に入らないという内容をため息交じりの呟くと・・・

それを聴いていた同僚が、私その展覧会行けなくなったから譲るわよ・・・場面にカットインしてくる、すると次々とオフイスに居る人達が僕も私も(いけなくなったから)譲るよと集まってくるのだ

そのCMはネットでチケットを売買するサイトを宣伝しているのだが、専用アプリをインストールしてそこで売買すれば手数料が半額になるという内容

だけどとても違和感を感じるのだ

合法的なダフ屋行為を助長する上場企業は許されるのだろうか

人気でとれないチケットなのに、必要なくなったと人が(同じオフイス内で)次々登場する・・このCMはちょっと大袈裟な表現をしているつもりだろうが社会全体で考えてみてもやはり不思議である

需要があるから売り切れている商品の再販売である、

需要のある商品は当然高く売れる、ネットオークションの使われ方としては定着している商法だろうが疑問が残る

コンサート会場や、スポーツ観戦に行けば入口に必ずいるダフ屋さん

”必要悪”と捉える向きもあるが、これはもちろん違法行為であり、取り締まりの対象となる犯罪行為だ、当然これらを取り仕切っている組織は反社会勢力の皆さんである事は周知の事実である

ところがネットの世界となれば、行っている事は同じであってもこのダフ屋行為の取り締まりの対象とならず、しかも取り仕切っているのは一部上場のネット企業だったりするから不思議でしょうがない

人気でとれないチケットなのに次々に必要のない人が出てくる、しかも堂々と手数料(上納金)は安くしとくぜ・・・と言っているのだ

”法に反していなければ問題なし”という言い訳はよく聴くが、広告のモラルとは一体何なんだろう

パナマ文書に名前が挙がったが、法には反していないので問題はない

公用車を使って毎週末別荘地に行ってはいるが、規定に反していないので問題はない・・・

最近やたらと耳にするこのコトバ・・・・

今から20年ほど前は一部上場会社の”サラ金”企業が競ってCMを垂れながしていたその内容はダ―テイーなイメージを誤魔化す為にコミカルであったり、荘厳なモノだったり、ほのぼのするようなものであったり・・

 

自己責任とは言え多くの人が安易に利用をして苦しんだ、やっている事とかけ離れたイメージCMが利用のハードルを下げる

そして数年前からは、過払い金を取り戻す為の法律事務所の宣伝を垂れ流し始めて、これじゃマッチポンプじゃないかと思う

メガバンクに吸収されたサラ金はカードローンと称して相変わらず大々的に宣伝をしているが

500万まで可能なVIPカード・・・なんて

VIPが500万高利で借りるか・・???

本業(銀行)の査定ではOUTな人にアウトサイドな条件なら金貸すぜ!て事です

だから高額な広告料金も支払える・・

本気でダフ屋行為に取り組みを始めたUSJはブランド力を高めると思います

さて、この問題に真っ向から取り組みを始めた企業があります

近年ブランド力を飛躍的に高め、増収増益の躍進を遂げる浪速のテーマパークUSJは本気でこのダフ屋的行為に挑戦状を叩きつけた

エクスプレスパスという、優先的にアトラクションを使えるチケットに関して、ネットを監視して不自然な大量購入をチェックする、正規の販売ルート以外で販売されたチケットは利用不可という決まりを作った

USJ側からすればどのユーザーに販売しても売上は同じである

短期的に見れば膨大な経費をかけて監視の網を張る必要はない

ましてや定価の何倍もするチケットを購入したお客様を門前払いにする訳だから現場の修羅場は想像しただけでも恐ろしい

然し、この毅然とした態度が本来の顧客を守る事になる

ミクシイーに怒り!企業のモラル問題

非正規でしか手に入らず、常に設定価格よりも高値で売買されるようになれば、一番ダメージを被るのはUSJで楽しみたいと思っている顧客そのものなのだ

常に顧客志向で戦略を立てる、USJが復権した最大の理由はここにあるのだろうと思います

ぶれない価格戦略から学ぶべき事、入場料は命綱である事を忘れてはならない

風呂屋の場合売り上げの中心は当然入場料〔入泉料金)です

客数欲しさに様々な割引を行うことしばしば

営業に行けば”ただ券持ってこい”とは挨拶のように言われたりします

だけど安易な安売りは命取りです

”損して得とれ・・・”とはよく言われる言葉ですが、これは自分を誤魔化すための呪文のようなものです

安く入った方は総じてそれで終わり・・・という傾向が強いというのが実態です

とんかつ屋はとんかつで勝負すべき

ケーキ屋はケーキで勝負すべき

とんかつのただ券配って、ケーキのただ券配って、商売になるでしょうか?

定価でも食べたい、入りたい、くつろぎたい、そういった価値を創る事の方が大切だって事は本当は痛い程解っているんですよね(-_-;)

私的ルールなのに法的解釈を変えたUSJの価格戦略

余談ですが、USJの取り組みは法的解釈を変えたそうです

非正規で販売されたチケットは利用できない、はっきりとした取り決めを公表してそれを遵守した結果

使えないと解りながら販売を行った者は詐欺罪に問えると言う事です

不当価格で販売したというのではなくて、使えない商品を解っていながら使えると言って販売するのは立派な詐欺行為だからだそうです

・・・見方を少し変えるだけで詐欺になるような制度を排除する、徹底した顧客視点に立った戦略

サービス業で最も大切な事が一体何なのか

業態が違っていてもとても勉強になる話だと思います

マーケテインの入門書として役に立つ1冊です

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おのやすなり

おのやすなり:全国アパレルチェーンのエリアMGRとして勤務後、温浴事業参入を目指す企業にプロジェクトリーダーとして入社。設計段階から関わり1号店を出店、その後取締役事業部長として事業拡大を行い温浴施設3店舗、付帯飲食店5店舗を展開し統括を行う。 2016年、お風呂を利用した全てのビジネス(温浴・宿泊・介護・スポーツジムなど)運営の総合アドバイザー集団を目指し独立、現在に至る。 現場が問題意識を持ち課題に取り組める組織運営をサポートし活気のある施設運営で売上・利益をあげるサポートを行います。

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