50円の値上げをできない施設は潰れるかもね

接客業としてサービスを提供していると言うけれどサービスの本質って何でしょうね?

今日はお店はシルバーデー

65歳以上の会員様は割引料金でご入浴頂ける人気企画です

少し思い切りすぎた感のある料金設定でしたので料金の改定を決定しました

もちろん改定後も十分にお得な価格設定なのですが、今日は朝から一人一人のお客様に直接このことをお伝えしております

ある程度の反論は覚悟しておりましたが、驚く事に午前中お話ししたお客様からはただの一人もこの事に異論や嫌味を言われる方はおられませんでした・・本当にここは大阪だろうか(-ω-)/・・・

話しかけた言葉に耳を傾け、”さよか・・・”とおっしゃた後、それを機会いつもより世間話がすすむ。

”なんや50円上げるんかいな、しゃあないな、そならしょっちゅはこれへんようになるな、せやけど1週間に一遍やったらしょっちゅうとちゃうか・・がはは!”とのりつっこみをされる方

”ホンマ・・・あっ兄ちゃんハガキに写ってたやろ(先週出したDMです)持ってくるの忘れたは、今度持ってくるは・・・”

感覚として間違いないのは、お話をするタイミングをまっておられる方が結構多いと言う事です

例えそれがお値段改定のお詫びであったとしても・・です

 

”お客様の為”と言いながら実はお客様志向でなく独りよがりだったり、ご都合主義だったりはしないか

時には利益還元の為に安く売りましょう・・て言うけれど

利益とは何か?いくらあれば還元できるのか?その内容は安い事なのか?

例えばしっかり利益が出て、給料が上がって、それであなたが自己投資をして自分のスキルや、お客様に有用な情報を得て、同じ値段でそのサービスを提供する、これも立派な利益還元だと思います

損して得取れ、それが商いだと思います・・て言うけれど

マグネット商品として目玉価格を設定したけれど、結局それだっけ買って帰られてしまう、所詮安物買の人はそれだけのものでしかない・・・

と企画の失敗をお客様の資質に転嫁してしまう・・・

マグネット商品を買いに来たお客さまがついつい手を出す商品を準備して、購買に至るストーリーをちゃんと考えていますか

お店に立って接客をしている貴方はそこでストーリーテラーとして物語の進行をしていますか?

安い商品用意してるんだから、ついでにその横に置いてある定価の商品も買っていけよ・・・

実に横暴です、全然顧客視点じゃございません

これどちらも自分の事です(-_-;)

そして、貴方の事です(-_-;)(-_-;)

フロントに立って、お客様に価格改定の説明をしながら、お客様はコミニケーションの機会を待っておられたんだ

そう感じる方がたくさんおられます

価格が安いか、高いかはお客様が決める事

50円分の満足を上乗せできずに利益還元もへちまもありませんって事だと思います

 

応援してね!!

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。