その組織風土が絶対ではない

鳥取のゆるくない”ゆるキャラ”かつえ(渇江)さん、痩せこけた頬、落ち込んだ目に黒く影のある顏、ボロボロの着物に何故かカエルを手にしている

 

実にゆるくない、TVでは飢餓キャラと呼ばれていたが・・・これは一体何なんだ?

秀吉による鳥取城の悲劇

天下布武を進める織田信長、中国地区の強敵毛利攻めの方面大将は羽柴秀吉、軍師官兵衛を有する秀吉は数々の軍功を重ねていきます。秀吉の得意技は城攻め、圧倒的な戦力で攻め籠城に持ち込み兵糧攻めを行います、食料の浪費を促すために城下街を襲い多くの農民も城に追いやります。

食料の無くなった鳥取城の悲劇は多くの記録が残っていますが、最後は人が人を食料にする壮絶な記録にはここに書くのを憚れる、その食し方まで書かれています・・

企業文化の明と暗

先月ある事を研究する上で豊臣秀吉を改めて調べてレポートを書きました、秀吉の鳥取攻め僕にとってはタイムリーな話題!!

戦国時代の現実が美しい訳はありません、酷く残虐な殺戮や目を覆いたくなるような残忍な行為が行われました

戦争とはそういうものです、後に太閤となって、独裁者としての秀吉の残忍な振る舞いは、信長の武将として智略と明るく人懐こかった時代と比較して権力は人を変える比喩として良く使われます

然し、戦国武将としての秀吉を研究すると決して慈悲深い人物であった訳ではありません

寧ろ、後ろ盾も無く、出自も解らないような秀吉が信長という主君を見つけ認められて行く過程でのし上がって行くには常人にはない精神を持って、自分をアピールしなければなりません。

主君信長の残忍ぶりは有名ですが、武将としての秀吉は”見せしめ”と言う戦術としての仮借のない残忍な行為を行うと共に、明らかに信長に対するアピールとして、信長以上の残虐な行為も行って来た歴史があります

鳥取城で行われた城攻めの結末もこの方針に則った悲しい出来事だったのです

 

秀吉を責める訳ではありませんが、多くの人は属した組織の中でその風土に染まります、属した組織のルールが全てになる場合もあります、ですからその組織の風土が社会と合致しなければやがて綻び始めますし、またその逆もある訳です。

スーパー銭湯は日常の中で寛いで貰える癒しの施設

お風呂に入る事が好きだった庶民的で陽気な秀吉、我々が商売しているのは大阪ですし太閤びいきの土地柄。

そう言った訳で館内の飲食店は”お食事処藤吉楼”や”ちゃんこ鍋専門店秀吉”という屋号で展開をしています。

秀吉の性格が明るく庶民的だった事は間違いないでしょうし、成りあがる物語が爽快に感じる事も事実です

いろいろと企業文化等が問われる昨今ですが、”日常生活で寛いで貰える場の提供”という企業風土は曲げる事無く頑張りたいと思います

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。