外国人観光客受け入れの課題

先日も記しましたが、温浴業界では日本の文化として強く興味を持たれる”温泉””銭湯”を海外の方にも積極的に体験してもらう取り組みが始まっております

海外の方から観た銭湯文化は不思議な体験である事は間違いないでしょう

良く言われることは、全裸で大勢の見知らぬ者同士入浴すると言う点

人に肌を晒してはならない宗教上の理由だけでなく多くの国では他人の前で全裸になる事が異様に写る場合が多い。

シャワーの文化では湯船に浸かる事自体が不思議に思う方も居れば、座って身体を洗う事に抵抗を感じる方も居る。

洗い場を指して「日本のシャワーブースは何故こんない低い???」と青い目をくりくりする方

「女性のスタッフが何故男性浴室に頻繁に現れるのか?」「ワイフの浴室にはメンズスタッフが出入りしているのか(-_-メ)」とややキレ気味の男性のお客様

自称日本通のお客様が「かけ湯に大きな身体を折りたたんんで入浴しVサインで鼻唄をうたう(*^^)v」なんて笑えないエピソードもあるらく苦労も多いようです(。-`ω-)

刺青(タトー)問題

さて、外国のお客様を積極的に取り込む際に必ず問題になるのが刺青(タトー)について

日本の多くの施設では刺青をされた方の入浴をお断りしている施設が多い

もう十数年以上も前からわが国でもファッションとして刺青を入れる方が増え、そういった方の受け入れは問題と言うか事ある毎に課題に挙げれてきた

対応は施設によってまちまちであるが総じて、いや圧倒的に御利用をお断りしている施設の方が多い筈だ

然し、ここに来て海外の方は文化として刺青を入れる習慣がある国もあり懐柔的な意見が多くなってきた。確かに国によっては圧倒的に刺青を入れている人達が多い地域もあり、その意味合いが我が国と違う事も事実だ!

そもそも刺青を入れた人を何故排除して来たかと言う根源的な理由からすればファッショしての刺青をどうするかと言う時点で受け入れる事にもっと真剣に向き合うべきだったのだろう

個人的な見解だが・・・・

温浴業界は一般的にファッショとしての刺青に対してもその流行に対して迎合することを拒んできた・・・と個人的には考えてます

僕はその姿勢にどちらかと言えば賛成です

海外客の受け入れでこの問題がクローズアップされる大きな要因の一つはマーケテイングと言う概念からである

然し観光としての外国人の銭湯の体験は一度だけかもしれない、一方多くの施設は日常で我が国に住む人が我が国の文化として利用するのだ

一般の世界で刺青の文化の無いわが国では多くの分野で”若気の至り”を後悔する人も多いと聞く、そしてそれが現実のこの国の今の文化である

”銭湯文化”と”刺青文化”はわが国に於いても元来別物である、我が国でも嘗ては職人が刺青をする文化があり銭湯の利用は密接な時代があった、持論だがそんな中で刺青がごく特殊なものになったのは自宅での入浴が増えた事、公共施設でも目にすることの無くなったことが大きな要因の一つだと考える

そういった意味では我々の担ってきた行動は大きな影響力をもつ。

我々業界の決断は、この国に目を向けた時に本来危惧すべき課題をしっかりと踏まえる必要があると思うしその責任もあるのではないかと感じます

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おのやすなり

小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。