本質を追わなきゃ何ものにもなれない
昨日はある経営者の方と話をしていて物凄く共感するとともに自らを顧みるような気付きを頂きました。
その方は業界に新しい風を吹き込もうとイロイロな取り組みをされています。硬直した業界を変えていくには硬直したままの人材では変化が起きません、既成概念を打ち破り新たな視点で取り組みのできる、柔軟性があり意識の高い若い人材が必要です。
一方で、その職が提供すべき本質をちゃんとわきまえて新たなマーケットや手段、そして新たな人材がその本質に絡み合い融合できるように自分自身を変化させて、新しい風を受け止める人材も必要になります
ぶれずに経営を行う為にはこの両方のバランスが大切だという話です、
餅屋は餅をつかねばならない
僕の職業は温浴施設の運営です、お湯を沸かして湯船にお湯を満たしお客様に入浴して頂く、おふろ上がりの一杯や食事を提供して、身体をほぐすサービスも提供して、寛ぎの時間や家族団欒の場を提供するのが仕事です・・・僕にとっての餅つきです
これを愚直に、本当に愚直にやり続けるのも一つの方法です、ですが多様な時代の中で数ある同じような施設がある中で自分たちがどんなお客様にご来店頂きたいのか、気づいて貰う為には自分たちの方法で伝えなけらばなりません、或は新たな利用方法(価値)を見つけたり提案したりと仕掛けてゆくことも大事です・・・新しい売り方
後者ばかりに力を入れると一体何を提供しているのか解らなくなります、前者ばかりだと取り残されてしまいます。
僕は仕事に役立てようとマーケテイング等の勉強会や集まりに良く参加しますし、ブログも毎日書いています
だけど僕はマーケテイングのコンサルタントでも、ブログの書き方講師でもない、お風呂屋さんです、ここを勘違いしてはならない!
若手社員には地域密着取材の新聞を毎月書かせていますし、自分たちの感性を生かしたイベントの企画は推奨していますが、彼らの本業はライターでもイベンターでもなくお風呂屋です。
そこがぶれると、取り組みがぼやけてしまうと言う事です。
若手社員にはもっともっと個性を出して、その取組が本業にどう結び付けていくかを考え抜いて行動して欲しいし、中堅社員はこじんまりとせずに温浴施設の或は飲食施設のマネジメントを新しい風と融合させてほしいと思います
餅のつき方を知らずして餅屋にはなれないし、つくだけでは売れない。
本質を追わずしては何ものにもなれないと言う事だと思います
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