良い芝居は役者だけでは創る事はできない
学生の頃劇団に所属していました。社会に出てそこで行っていた事は社会の縮図だったと気づきました。
演出家を中心に芝居を創り上げて行く。小屋を借りて、スタッフを集めたり雇ったり、ポスターを創って宣伝をして、手元にはノルマのチケットが渡される。自分達が創ったモノを足を運んで観て貰う、どんなにいい出来であって自分達で満足をしても集客できなければ持ち出しが残る、つまりは赤字・・・こんな感じです。
校内で行い、活動費の支給もある中で行う学校の演劇部に中途半端さを感じて飛び出して所属した劇団で学生演劇の甘さが残る演技に対して演出家から無茶苦茶叱られた覚えがあります!・・・それで客が呼べるのか!
スーパー銭湯の余興を舐めるな
さて、さて昨日は運営します門の湯で恒例の餅つき大会が行われました。
前年は盛り上がりましたので、今年は更に盛り上げようと云う事になりました。あれこれと餅つきに関する余興ネタの話会いを聴いていましたが、ふと数年前に流行っていた漫才コンビを思いだしました・・・クール・ポコ、今年の新入社員の雰囲気が似ています。もう一人の新人も個人面談の際に高校時代漫才をしていて、学校の先輩FUJIWARAの前で漫才を披露した経験があるのを思いだしました。
だしものはクール・ポコ、いいか真剣にやれよ。スーパー銭湯の余興を舐めるなよ!!
君達は良くやった、課題は集客だ
さてさてあれから数日、時折宴会場の座敷のふすまから漏れ聞こえる練習の掛け合いの声、真剣にネタ合わせも行っているようです。当日を迎え衣装もばっちり、似合いすぎているので思わず吹きだしてしまいました
まずまず、御苦労さんでした!やるからには真剣に遊びましょう、これからも期待しております
ただーし!集客に問題ありです。せっかく二人で苦心しながらも創り上げた余興、その目的は参加して頂いたお客様に喜んで頂く事ですそれが甘い、コンテンツは重要です、”お餅つき””クール・ポコ”・・・あるいは日頃の自分達の取り組みを
中身はプロ意識を持って真剣に取り組む、楽しむ、その目的は多くのお客様に共感して頂き楽しんで頂く事です、彼らの余興だけに頼るのでなくそれを含めたイベントを多くの集客をして喜んで頂く。芝居は役者だけではできません、演出家も含めて多くのスタッフが必要です。
ノルマのチケットはスタッフも含め全ての団員に等しく配られます、そして一丸となれるのです。
今回の反省を活かして、門の湯のクール・ポコを売り出して行きましょう
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