清志郎に学ぶマーケテイング
ミュージシャンとして走り続けたいのならファンから独立しなければならない
「ファンの期待に応えたい」と言う気持ちと「ファンの期待を裏切りたい」気持ちのどちらかが強いかと言えば僕は絶えず後者、だってこちらはファンには裏切られ続けてきたのだから迎合しちゃいけない
デビュー間も無く「僕の好きな先生」がいきなりヒットしたRCサクセション、いきなり人気モノになった訳だがその後は泣かず飛ばず、落ち目なバンドにファンは独りもいなくなった(笑)・・・でも「雨上がりの夜空に」が突然売れると、どこからともなくファンと呼ばれる人が今迄どこにいたんだ?って勢いで増える(笑)・・・
それでいつまでも「雨上がりの夜空に」や往年のヒット曲メドレーなんかをやり続けると、ファンも飽きちゃうし、アーチストとしても進歩できない、だからCD発売になっていない曲や敢えてヒット性でない曲もライブでやるんだ、保守的ふなファンはスーと引いて行くだろうが敢えてこれをやり続ける、その時の自分の自信作を演る
顧客のニーズを聴いてはいけないと言う事を清志郎は語っている、お客様に迎合することでRCや清志郎の演じる曲はコモディティー化してしまうのだと言う事を体験から教示してくれている
「理想的なファンのイメージを仮想して、それに対して歌いかける」なんて方法論もあるけど冗談じゃないね、強いて言えば「話が通じる友達や仲間に語る」ってイメージかな?
・マス市場向けた商品開発でなくニッチな市場を・・・
・ヘビーユーザーを死ぬほど大切にしろ
・重要なのは関係性
清志郎が語る曲作りの思いはそのまま、マーケテイングの真理のような気がします
ロックで独立する方法・・・清志郎やロックファンならずとも、手に取って頂きたい優れた経営書であると思います
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