ビール会社の営業マンも大変だね

仕事終わりに自店のサウナに入ってTVを眺めていると某ビール会社の営業マンの密着取材をしていました。

何と、彼の仕事の一つは他社企業の新人研修に出かけて行き、社内の呑み会のルールを教えると言うもの

近頃は”呑みにケーション”と言う言葉もなくなり、若者のビール離れは愚か、お酒自体消費もしない傾向にあるそうです。

世の中は変わったなーって思います。

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呑みにケーションを講義する、しかもアウトソーシング

そう言えば、私も最初に勤めた会社で新入社員時代は細かい事を教えてくれた部長がいました。

グラスがここまで空いたら継ぎ足す事、どうぞと言って相手がグラスを持ってから両手で注ぐ事、ビールのラベルは前に向ける事から始まり、座席指定がない場合の席の座り方、上座下座の見分け方等々・・

まあ、そういうことが必要な世界では勉強になりましたが、然しこういった事は先輩から後輩に受け継がれるものじゃないんですかね??

会が終って呑み直しの際に、”社会人なんて、万事こんなくだらないしきたりの世界だ”なんて言われながら上司の人間味を見て親睦を深めたりしてね(*^。^*)・・・・

優良企業の営業マンも結構たいへんです

転職をして私の勤める今の会社の母体は酒屋です、現在の社長が小さな町の酒屋から身を興し、酒のデイスカウント店があたり、複数店舗に拡大しました、今は酒販では利益が薄いので、冷凍商材や生鮮を扱うスーパー形式ながらも酒を販売しています。

私の担当する温浴事業や焼肉店等を展開する飲食事業部も、ビールが売れる事が事業の基本で展開を始めました なので、酒販メーカーさんとの繋がりは深いです。

 

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ビール会社大手4社、これはもう完全なる体育会系です。

優良企業なので結構偏差値の高い学校出身の体育会出身者が多いです

手の抜き方は天下一品、元大学日本一連覇ラグビー部の主将だったとは思えないゆるい人とか

2メートルを超す実業団バレー部員、大きすぎて邪魔になる人とか

売れないお笑い芸人にみたいでひ弱そうなのに実は剣道五段の達人だとか

”俺なんてダメなんですよ、もう辞めよかと思います”と取引先で愚痴るのは実は学生優勝経験のある元アメフト部員だとか・・・・

まんま体育会系・・・

お酒を飲む仕事もいろいろ

彼らは接待だとか見回りだとか言って毎晩浴びるように酒を呑み歩きます。

肝臓と膵臓と世渡りの上手さが無ければ生きて行けないような世界で、取引先を接待しながら同席している上司を持ち上げる過酷な日々・・・のように僕には映ります( ;∀;)

彼らは自社のビールしか飲めないという時代錯誤なルールがあって、来なくてイイよと思うのですが、やってくるので取扱い以外のビールを買いに走ります(とても面戸臭いです(*^。^*)!!・・)

部長職なのに着ぐるみ来てレースクイーンようなお姉さんと試飲会をしたりしますのでちょっとジェラシーを感じます

なんでもやってしまう彼等は皆さん優秀でサラリーマンの鏡です

お酒を売るというのはメーカーも、卸も、小売も、飲食店もそれぞれ大変です

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サラリーマンのムラ社会しか見えていない社内が世界の全てみたいなダメな奴もいますが然しお話させて頂く方の中には鋭い嗅覚や、キレるような意見をする人もいます、

そしてそういった人の武勇伝は面白い(^_-)-☆

どこの世界も同じ、やらされているのか?仕掛けているのか?

先程の社員教育をしていたTVの営業マンはご自身のアイデアでこの企画を売り込んでいるんだそうです、できる人はやはり楽しんでいると思います。

そういう人たちはやはり魅力的でクライアントからの評価も高いですね

お酒はやっぱり楽しく好きなように呑みたいです

たまに新地だの宗衛門町だの接待に便乗して連れて行ってもらうことがありますが、今のぼくはふかひかのソファーに寝転んで皆さんのお話が終るまで爆睡をしてしまう不届者です

「おまえは連れてくる値打ちがない・・て」叱られますけど、なんか苦手なんですよね

リアル感のない相槌うったり、着飾った知らないおねーさんと他愛もない話をするのが。。。

無邪気なバカ話でも、真面目な話でも真剣にしたいので。

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入社した時にあれこれ教えてくれた部長が見たらきっと怒鳴られるな!

接待してくれる営業マンからは自由すぎると蔑みとも、羨望とも取れる視線を浴びますが・・・

お酒の呑み方のルールも大切でしょうが楽しく自由にっていうのがいいですよね

若い人たちが変わったのではなくて、おじさんのぼくだって呑み方が変わりました

社会が変わり、お酒の呑み方自体が変わる中で従来からある商品の位置付けも変わります

組織の伝統を守る古い体質が商売の邪魔になることもあります

体育会系出身の彼らも売り方や商品の提案の仕方を視点を変えられる人が求められていくのは必然です、ビール売りはもうビール会社には必要ない

限られたシェアでパイの奪い合いをする営業は大変です、大手企業であっても安泰ではない時代

飲み会のルールをメーカーに講義依頼する企業の将来も危ういよな・・・

などとサウナの中で考えていると喉が渇いてきました

さあ、ビール飲みに行こう、自由な飲みかたで!!

企業マンの生き方と酒と仕事と温泉ならこの人でしょう

少々古いですが基本エッッセンスと上質なコラムは人生を学べますな!!

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。
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