温泉ソムリエぐっちの「至福の温泉道」 in 門の湯

「温泉ソムリエぐっち」こと山口貴史氏、日頃彼の温泉(それはかけ流し無添加の源泉に限る)への熱き想いは半端ない。

そしてそれを語り出すとノンストップ特急のマシンガントークが始まる、そしてその”しゃべり”が実に楽しくオモシロイのである。

我々湯元一丁もカッコ良く言えば「温泉」に想いがあるが故に街中温泉の矛盾に悩み、そして天然温泉を止めた経緯を持つ

そんな我々の施設で天然温泉の良さと真実を伝えたいと思いが一致してお店での講演を依頼しました

スーパー銭湯では困難な、生の温泉を求めてただいま620源泉をGET

グッチ氏を始め「かけ流し源泉マニア」のモットーは生まれたままの温泉を生のままで楽しむ事、衛生管理のために余儀なくされる濾過循環や塩素殺菌を行っていない状態の温泉の事を指します

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湧出量が多く、湧き出た温泉を貯めてそのまま捨ててしまえる温泉地であらば兎も角、公衆浴場には”公衆浴場法”と言う法律があり通常は上記の衛生管理をしなければなりません、また恵まれ湧出量が得られたとしても河川法と言う法律で一般的には河川放流はできず高コストとなってしまいます。故にグッチ氏を始め「かけ流し源泉マニア」はそういった環境が許される全国の温泉地や秘境、秘湯を時間とコストをかけ訪ね歩きます

因みに日本国内だけで源泉は28,000ヶ所もあり、これを走破するには毎日1か所入るとしてもなんと77年もかかってしまうそうですグッチ氏の現在の体験数は約620ヶ所、まだまだ修行僧のような日々は続くのである(-_-;)

修行僧の割には楽しそうである

さて、グッチ氏の持ち味は軽妙なトークにある、四季折々の自然の中訪れる温泉地、真夏には灼熱の太陽の中汗を掻き掻き秘湯を訪ね、暫しの極楽を得た後にまたもや太陽の復讐と戦いながら汗を掻き、真冬の山間では凍えながらも暖もりを求め、そして再び凍えながら戻る冬山の狂気、入浴の数を稼ぐために1日16か所を巡り、17か所目には嫌がる身体を圧して入浴を行う・・・・

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一種の変態ですね(@_@。、でも変態だからその体験談がオモシロイ、温泉の色、におい、ロケーションを愛でるトークは”あほやなー”と言いながらもその体験に思いを馳せ、その冒険を共有したような錯覚に陥るのである

ちょっとダメ出し

源泉を愛して止まない「温泉ソムリエ」の性かその良さを伝えるために温泉の定義や種類等、前半はややアカデミックな内容となりました(*´ω`*)

見かけによらず生真面目なグッチ氏の一面でもありますが、一般ユーザーには地学や生物額の授業のようにちょっと難しかったかも(-_-)

後半戦の体験トークに入るまでのイントロがやや長かったかな(=_=)

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温泉ソムリエ仲間も駆けつけて懇親会

そこは流石にグッチです、後半でリカバリーをしてしっかりと笑いを取っていましたが

つくづく感じる事があります、人間は好きな事をしているときが一番楽しくて輝いているって事です。

それは源泉を求めてそのことを話すグッチ氏も、頭を無にしてのんびり湯船に浸かり難しい事は抜きにして風呂上がりに楽しいトークを聴いて笑顔になるお客様も本質は同じって事

僕たちはそういった場を提供して、それぞれの笑顔を見せて頂くのが一番楽しくて輝いている!そうありたいと思います。

ぐっちさん、サンキュー!

応援してね!!

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。