ちゃんと戦いニャー

先日投稿した水風呂の温度のブログ

フェイスブックやブログのコメントを沢山頂きこんなにも冷たい水が苦手な人が多いとは改めて驚きでした

いやいや本当に思い込みはダメですよね

温浴施設は水だけでなく湯船の温度は人によって好みもまちまちなので全ての方の希望に合わす事はできませんので最大公約数、どうしても無難なラインでの運営になりがちです

多くの方の声を耳にして改めて思う事があります

戦略なき戦術で消耗するのは止めよう

もちろん多くのお客様に楽しんで頂く為には誰もが許容できる範囲に収めておいた方が良いですし、隣の施設にある設備は取り揃えて全方位で無難に・・・これも一つの戦略だと思います

マーケテイングの観点では常識ですが、全方位戦略で優位に立つのは資金力に勝るTOP店舗(企業)とおこぼれ路線で追随が可能なフォロワー店舗(企業)です

創れば入る時代を過ぎた温浴業界、中小の施設は独自の方向性を持って特徴のある運営をしなければしんどいですね

設備は単なる武器でしかない

さて、16℃設定の比較的冷たい水風呂は特徴があると言えばあります

事実それが好きだから来店している方が大勢おられる訳ですからそれ自体が独自化していると言えばそうかもしれません

然しそれが苦手な多くの方の事は考えていなかったと言う事も事実です

先に述べたように設備には限界がありますから全方位に対応する事はできません、水風呂という設備だけを考えればそういった答えになります

ここで、お店の方向性を魅力あるサウナの活用(ヒートテックプロテインを創ろうと考えたらどうでしょうか、サウナをもっと楽しむ施設、サウナに特化したスーパー銭湯です

前回も記事にしましたが、替わり湯だとか、主浴だとか、何処にでもある浴槽を思い切ってサウナを楽しむための浴槽に切り替えてみるのです

知る限りでは近隣には2つ以上の水風呂を装備しているスーパー銭湯はありませんから、これは独自化になります

戦い方も解らず武器を求めていたという反省

今迄に色々な武器を欲しがっていました

温泉を掘ればお客様が増えるのか?

炭酸泉を導入すると強いのか?

ローリュー設備を加えると差別化できるのか?

そして導入をして来ましたが反省すべき点は

その一つ一つを使ってどう喜んで頂くのかが戦術であり

それを行う事でどんな生活や体験をできるのかを明示するのが戦略です

こう考えると明確な目的もないままに、戦い方も明示しないまま、ただ武器だけをを欲しがってきたのではないかという事です

第一それじゃ投資効果だって十分に測る事もできません

今からでも遅くはないから・・・

と言いたいところですが・・・・

色んな挑戦をしてきて、色んな失敗もしてきました

独自化とは何か?

これは全ての商売に繋がるテーマである事は間違いないですね( ;∀;)

応援してね!!

The following two tabs change content below.
小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。