バリバリご注意をしましょう、注意と思われないような「接客」で

小野さんの施設はネガテイヴPOPが貼ってないから過し易いんですよね

知人と呑みながら談笑しているとこんな事を言って貰いました

これは僕にとっては最高の褒め言葉です

だけど正直言って、現在管理しているお店はこれが徹底できていません、全然でできていない。

だからこう言って頂くと寧ろレベルが低さを改めて感じます

ボンマルシェは何が凄いのか

 

何を売っているのかを考える

世界で最初の百貨店、パリのボンマルシェ、創始者のアルフレッド-プシコーは中流階級の人達にブルジョワの生活スタイルを手に届く形でお届けしたのです、そこで売られているものは本当にブルジョア階級が使っているものとは違うかもしれないが同じような世界観を味わえる・・・

商品を売っているのではなく世界観を売っていると言う事です

ボンマルシェと比べるべく事ではないのかもしれませんが、僕達が売っているものは一体何か?

風呂屋としての我々が提供したいものは一体何か?を考えた時に禁止事項をべたべた貼りまくる事の使命感の希薄さを考えるとお解り頂けると思います

お客様は教育しなくちゃいけない

ボンマルシェはある時期子供連れのお客様には子供達に景品を配っていた

その景品の内容は絵葉書、その内容はアッパーミドル階級の子供たちがリゾート地で過ごす風景を12か月12枚の絵ハガキにして渡していました

中略

僕もこんな暮らしがしてみたい・・・ひょっとしたらこんな決意を子供達は持つかもしれません

お客様を教育していたと言う事です

デパートを発明した夫婦 (講談社現代新書)

温浴施設は公共施設です、ですから守らなければならないルールがあります

誰もが自分を解放するために、リラックス感を味わう為には他の人が不快に思う行動をしてはならない

貼り紙ではこういった行為がなくなる事はありません

多くの人達は”知らない”のではなく、”意識していない”のです

意識のない人が貼り紙を意識はしません

残念な事にそれを読んだとしても、それは自分の事として認識できない人達が多いのですね

だから口頭で教育をする、教えて差し上げるという思いが重要だと思います

お店のレベルが低いとどうなるか

直接注意をするとお客様からクレームが来るか?

いいえ、それは貴方の思いが足りないから

人の態度を変えて貰う為にはどういった言い方が大切か、本当に思いがあればクレームなんて来ません。

伝えたいことがどうすれば伝える事が出来るのか・・・それが接客です

他のお客様から指摘を受けて貼り紙をしろと言われた

これをこのまま報告して、貼り紙しましょうと言うのはあまりにもレベルが低い

職務放棄に等しい問題意識の無さだと思います

今迄貼り紙をしてどれだけの人の態度が変わりましたか?

”貼り紙してあります”と云う逃げ口上に過ぎない

せっかく褒めて頂きましたが、まだまだです

当店にお越しのお客様、大変恐縮ですがバリバリ教育させて頂きますのでご容赦ください(^^♪

 

 

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。