子供の声がしない街・うらびれた遊園地のもの寂しさ

昨夜若い御夫婦と3歳くらいの可愛いい女の子がお店に入って来られ、若いパパさん尋ねて来られました

 

”此処は子供の遊ぶスペースはありますか?”と尋ねられたので、生憎そういったスペースはないんですよ・・・と答えると

 

パパさん”○○ちゃんここは遊ぶところが無いけどどうする?”

 

女の子”ここがいい”

 

うーん!いい子だ(#^.^#)

子供の居ない遊園地のウラ寂しさが嫌

温浴施設の運営をしていると、UFOキャッチャーやスロットル等の簡易ゲーム機やガチャガチャを置きませんか?という営業が頻繁にアプローチして来ます

僕はこういった類のモノは一切置かない方針です

結構な売り上げが見込めるそうですし、同業の方からは”もったいないよ”と言われるのですが、どうにも嫌なんですよね

子供が嫌な訳じゃなくて、子供がいないときの嘘くさい雰囲気が嫌なのです

閑散とした遊園地のあのウラ寂しい雰囲気、あちこちのゲーム機械から発せられるけたたましい音や音楽、毒々しく安っぽい電飾だったり、主役がいない空間で無機質に流れる空気感だったり・・・

 

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温浴施設は曜日や時間によって利用されるお客様の層が変わります

日祝日のファミリー層が多い時間に合わせた売り場づくりを意識し過ぎると、そうでない圧倒的に多い期間帯はどうしてもちぐはぐな売り場になってしまいます

和風の落ち着いた雰囲気とか、バリのリゾ―ト地の雰囲気だとか結構コンセプトを意識した施設であっても、運営が全方位戦略なのでちぐはぐな雰囲気を持つ施設というのは結構あります

子供の居ない街のエゴ

最近話題になっている”子供の声は騒音か?”って問題

 

ここだけ切り取ると、とんでもないエゴのように聞こえます

 

誰だって子供だったし、子供は元気よくはしゃぐものだから

 

正直言いますと僕も子供は苦手です、周りが見えていない予測のつかない行動だったり、大人の理屈の中に閉じ込める事が出来ないから、、、免疫がないんですよね

 

施設では日曜日の夕方ともなれば大勢のファミリー客の中で騒ぎまわる子供達意に辟易とし、他のお客様に頭を下げながら、

 

クソガキども(一一”)を叱りながらの営業・・・・

でもね、日曜日の夕方にあの悪童どもの騒ぎ声を聴く事が出来ないと、なんかポーンと心に穴が開いたような気持ちになります

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そして、そういった状況が続くと売り上げも確実に穴が開きます( ;∀;)

 

ファミリー客をターゲットにしながら、子供はうるさいから排除というのは都合のよい話で、大体成立しません

 

同じように社会で生活しながら子供がうるさいから排除・・・というのも随分都合のよい話しだと思います

 

子供達の笑い声が素敵なBGMに聞こえる社会や施設でありたいですね

 

社会も施設も無理に迎合(ゲームコーナーに押し込めることなく)することなく過せる環境であればいいなと思います

 

大体子供は遊びの天才ですから・・・

 

怖いオッサンに叱られながら大人になってくれればいいのかな

 

やっぱり、ゲーム機は置きません( ;∀;)( ;∀;)

 

 

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。