「読まずに死ねるか」マニュアルの意味
朝一番にお店に出勤して、誰も居ない従業員休憩室でコーヒーを飲む。夕べ誰かが立ち上がって部屋を出たそのままの姿でイスが2脚テーブルから飛び出している・・・
やれやれ、”休憩室の椅子は使い終わったら元に戻しましょう!”そんな一文がマニュアルに記載されているのかどうかなんて忘れてしまった、”そんな事は社会の常識だよ”と云う言葉が頭をよぎるが、でもその常識は誰が決めて、誰のモノサシで測ったものなんだろう?
マニュアルという言葉はなんだか無機質で、感情が無く、そこに書き添えるだけで自動的に動き出さなければならない、そんなイメージで好きではなかった
そんなものが無くても、常識さえあれば、思いが同じなら、問題はない、そんな風に思っていた
僕の「常識」は君の「常識」だろうか
僕の「想い」と君の「想い」は果たして同じだろうか
経営の数だけストーリーがある
面白い物語が沢山ある筈だ
読まずに死ねないような面白いストーリーが・・・
本当のマニュアルは物語でないといけない
経営をする人の物語であるべきなのだ、
勝手気ままに思い思いの主人公が登場して、思い思いの行動をしたならば物語のストーリーは狂ってしまう、違う物語になってしまう、違う本になってしまうのだ
だから作者はその物語を読んで聴かせなければならない、理解をさせなけらばならない、勝手な解釈をしてしまわないように物語の意図する意味を教えなければならない
その物語は感情豊かで、思いがあって、暖かであるはずだ
飛び出た2脚も椅子はストーリーを知らない、そこには物語がない・・・・
困ったもんだよな!
今からでも遅くはない、物語を書いてみよう、そして読み聞かせてみよう
主人公達が輝くように( ̄ー ̄)
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小野康成 温浴施設コンサルタント
温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。
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