雷と雨とクライシスが好き
日曜日の朝のTVは1週間で起きた事件・ニュースが繰り返し放映されます
今週も何度観ても失笑せずにはいられない西宮市の元市会議員の号泣会見のその後が繰り返されています。
これと比較して印象深いのがベネッセコーポレーションの顧客名簿漏えい事件に対する謝罪会見の原田泳幸社長の態度と目つき!潔く頭を下げていますし歯切れも良く真摯な気風が漂いますが、眼は困惑しているというよりは不謹慎かもしれませんが何か困難と言う獲物を見つけたライオンのような輝きを放っているように見えました。
生き方、人の器、目指してるもの全てが違う事は解っていても同じ人間、男であってこうも違うものかと思います
雷と雨とクライシス(危機)が好き
タイミングよく、ある方の勧めで「好き嫌い」と経営と言う本を読んでいるところです
日本を代表する経営者14人にその根底を内部から突き動かすその人の「好き嫌い」をインタヴューしたものをまとめたモノです
未だ途中段階ですが、各経営者の直観やセンスを紐解く事で各社の戦略ストーリーの謎が垣間見える面白い本です
注:東洋経済出版 楠木 健 編集「好き嫌い」と経営
この本の中に原田泳幸氏も登場しています、言わずと知れた日本マクドナルド会長で数カ月前にベネッセコーポレーションの社長に就任したばかりです
マスコミの出演も多いのでその人となりは良く知られていますが、本著の中で好きな事を「雷と大雨とクライシス」と語っています
逆境が好きって事です、困難に直面すればするほど冷静になり、そこをどう切り抜け、拓いていくかを考える時が人生で一番好きな状態だそうです
うーん、あの目の輝きは正にそれかもしれません
半分残ったたばこの箱を目の前において禁煙をする男
66歳で毎日10キロのランニングを行い、ウェイトトレーニングを欠かさず行いムキムキの身体、スーツ姿を見てもその体系の良さは憧れを禁じ得ないストイックで有名な原田氏のエピソードの一つです
「決断より行動」、決めた事は必ず行う、意志の怪物のようなエピソードだと思いませんか?簡単なようでできないから凄いんです
先の質問の逆「嫌いな事」はなにかと問い質問には「理屈」から仕事をすることだそうです
発言と行動が見事に一致しています
「リサーチとは顧客の体験や過去の検証であって、将来を予見するインサイトではありません。お客様がまだ自覚しておらず言葉にならないところにビジネスチャンスがある訳です。自分が信じるものを企画して提供して、実際のところ信じた様に動いているかどうか検証するためにリサーチがある」
顧客の体験や過去の検証イコール「理屈」、「理屈」から仕事をするのが嫌いな理由だそうです
何故危機的条件でも楽しめるのか
物事を時間の流れで見る、始めてから成果が出るまでは一本の川、その中に極限まで追い詰めれれる危機やそれを克服する努力を置き石のように配置する。置石によって川の流れが良くなったり、速くなったり、流れる方向を変えたいする事ができる、一点だけを見つめても川の流れは解らない
と言う事らしい。
うーん!いちいち勉強になるぜ(。-`ω-)・・・・
ベネッセコーポ―レーションの不祥事、どのような置石で川の流れを変えるのか、あの眼の輝きがとても気になります
議員になる事が置石では無く人生の目標だからこうなるだよね野村元議員、自虐タレントなんて安易な置石はするなよ(-_-)
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