節水シャワーは理には叶っておりますよ・・水の使用を考える①
温浴事業を行う中で最も経費がかるのは水光熱費です
水はお風呂屋にとっては商品です、水を仕入れて温めて、湯船に貯めて提供する、そういった意味で水やエネルギーは水光熱費と呼ぶよりはむしろ原材料費、原価です。
で、その水の使い方には結構な無駄があるのです。
水を節約しませんか?という提案は今も昔も山ほど持ち込まれますが、その内容は今も昔もあまり変化がありません。
水に関する節水の提案で我々が検証してきたものにはこういったものがあります。
・節水コマ
節水対策の王道と言うべき提案です。シャワーやカランなどにコマを入れ抵抗を加える事で水の量を減らす、抵抗が加わるので水圧が増し、水の量が減っても使用感を損なわない・・といったものがおおいです。
節水シャワーヘッドなんかもこの原理の一つです。
当社で採用しているシャワーヘッド
水に空気を混ぜてマイクロバブル状態のします
我々は、節水シャワーヘッドを取り付けております。
物理的に単純な原理なので解りやすいし、効果はあるのだと思います。但し正直言いますとどのくらいの効果が本当にあるのかはわかりません
それはシャワーやカランだけの水の使用量を計測していないし、できないからからです
机上論では計算できても。大量に使う水の総体減っていたとしてもその要因がこれだけなのか?実態が解らないというのが正直な処です。温浴施設はオートストップのカランを使用している施設が大半ですが、もしも使用感が悪く従来1回のすすぎで良かったところを2回行うと逆に使用量は増えてしまいます
水の使用量の増減は違った理由でいくらでも変化します、グロス結果だけだと違った理由があるとも考えられるからです
然しながら、冒頭でも申し上げましたように、物理的には解りやすく単純な方法ですから節水シャワーなどはヘッドを変えるだけで工事もいりませんのでご家庭などでもお勧めします
・水の分子構造を変える
色々なやり方があり色々な提案があります。簡単に言えば水に刺激を与え分子レベルでの構造を変える事によって水質を変えると言う事です
物理的というよりは物理学レベルの話ですので、物理が赤点だった僕にはその理由がさっぱりわかりません。
熱伝導率が高くなるので昇温の為のエネルギーが少なくなる、つまりボイラーの負荷が減るのでガス代や重油代の節約になります。
水が汚れにくいので濾材が長持ちするのと、濾材を洗うための水(逆洗)の量が劇的に減り、地下水を精製している施設はその精製にかかる様々な薬品代も下がると言う事です
これは”ナノ水”として導入されている施設が結構あります。
色々な声を聴きますが、妄信的に称賛さる声もありますし、そうでない声もあります。
実例が多いので具体的な数字を示される業者様も多いので効果はあると思われますが、施設の使う水質や、磁力を使うので場所によって効果が出るかどうかは導入してみなければ解らないという難点があります。それとなんせ導入コストが高い( ̄ー ̄)、長い目で見れば節約もできるかもしれませんが予算配分を考えるとイニシャルコストの高さは二の足を踏んでしまいます・・・・その2へ続く
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