「お得」を売るな「技術」を売れ
昨日委託していますリラクゼーションの経営者と話をしていて感じた事です
月初に先月の数字をみるとある施設のリラクゼーション、ある部門の数字が売り上げが2割下がっているのに客単価は1割上がっているので、商品の売上内容の分析と対策を考える事にしました。
分析の答えは、ベッドマッサージの60分以上の商品は昨年並みに出ているが、30分以下の低単価商品がごっそりと減っていると言う事です
ここから見えるのは常連客、固定客は離れておらず、一見が様が減った、或は短い時間でも問題のないさほど深刻でない人が利用しなくなったと想像できます
「お得」で売るな!「技術」で売れ!
どうしましょう!5分延長サービスしましょうか・・・・?
Non !
発想がすぐに「デイスカウント」か「おまけ」にいってしまうんですよね、この社長さん( ̄ー ̄)
ご自身も高い技術を持ち、お店も長いコースや高いコースは利用率が減っていないのです、つまり深刻な問題を抱えた人達に、お金よりも技術が選ばれているのです。やはりそこを理解しないといけないと思うんです。
僕:「うーん!15分の足ツボと20分のクイックマッサージのこのコース、クイックって言うのをベッドに変えられませんか?クイックと言うのは専用のチェアーに座って行われるマッサージで印象的に「簡易な」イメージに受け止められる・・・クイックチェアーをベッドに変えて、短い時間だが本格的な雰囲気を味わって貰える事を訴求するんです!!」
テナント社長:「なるほど、その線でいきますか!早速ポスターを作りますよ」
流石に経営者、切断は早い・・・
テナントスタッフ:「あの~盛り上がられているところ恐縮ですが、そのメニューは去年の秋から導入しております」
よーく見ると下の方にありました
お得セット
足つぼ15分+ベッドマッサージ20分 ○○円
目だっていない!テナント運営者も知らない!現場運営者も知らなーい!月に5~6本の地味な奴(-_-;)
でも、これ絶対に商品が悪いんじゃないと思います
ちゃんと訴えていない、伝わっていないんですよ
お得コースなんて下の方に小さくうたうのでは無く「
「本格的な技術の凄いやつ:体感MAX35分」とか
「無駄のない的確なショートコース」とか
「ツボの技・ほぐしの匠の濃密な時間」とか!とか!
アピールは「お得」やなくて「技術」でしょ・・・て思うんですけど・・
この施設のリラクゼーションの価値は安さでなくて技術である事はお客様の行動が証明している訳ですから、そこを間違えるともったいないと思うんですよね
デイッスカウントも延長もいらないのでちゃんと伝えて見ましょう
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