自分を見失わない人の言葉はかっこE

”あのさー、この革靴だってたまに磨いてくれると嬉しいと思うよ”
全盛期のRCサクセションのフロントマン、忌野清志郎が衣装担当のマネージャに言った言葉
ド派手なスタイルに、じゃらじゃらのアクセサリー、独特のメーキャップにツンツンの頭、当時のメンバーのスタイリスト兼衣装担当の仕事は半端ない
絶頂期のメンバーの衣装担当を一気に引き受けていた片岡たまき氏の”あの頃、忌野清志郎と・ボスと私の40年”の中の回顧録の一つです。
80年代日本で最も尖っていたミュージシャン、放送禁止や発売禁止の過激な表現、近寄ると火傷しそうなオーラの清志郎はキレまくりの感じがするが普段はシャイで繊細でそれでもやっぱり独特の世界を持っている人だったようです
「衣装のクリーニングも大変でしょうが、この皮靴も大事なステージ道具なので、たまに磨いて貰えると僕も嬉しいし、この革靴も嬉しいと思います」って意味だそうです
権力にモノ申す、日本一のツアーバンド、いかれたロッカーを演じながら凄く繊細で気づかいの人だったようです。
”人によって態度を変える人間なんて信じられねーぜ”の言葉そのものの人だったんだろうと思うとやっぱり”かっこE”のだ
後年良くTV対談等でメイクをせずにはにかみながらギターを弾く姿そのままって感じです
繊細な観察力と感受性と表現力が無ければあれほどの唄を作り続けることはできなかった、独特の言い回し、はどんなにスーパースターになっても、自分を見失わない人間性に溢れた人だと感じる一言だと思います
スーパースターを舞台裏から見続けてた作者の目でみた、キラキラと輝く素の清志郎が描かれています。
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おのやすなり
小野康成 温浴施設コンサルタント
温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。
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