スターバックスに学ぶ原点回帰

昨日仕事終わりに自店のお風呂・門の湯に浸かってから帰りました

チェック・チェックと言う気持ちを外して敢てのんびりと・・・

手前味噌のようですが改めて”いいお風呂だな、落ち着くな―”と思いました

自分の店を好きでなければやってられませんので、かなり贔屓目かもしれませんが(;一_一)

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常連様達が集まって来て話しかけて来ます

やっぱり”のんびりはでけんわな”(*^_^*)と思いながら、でも皆さん我が店を選んで来店して頂けているので有り難い事です。

俺らはここが一番好きやで

門の湯はこの春と夏に近隣に競合施設が2店出店しました、今迄の出店と違いどちらも直線距離で2キロ

劇場を備える施設と大型フィットネスを併設している施設です

影響がないか?と言えばそれは嘘になります。

それでも来店して頂けるお客様、

”ここはすいとるさかい好きや”・・おい(;一_一)・・・

”うそや、うそや、ここが落ちつくねん、俺らはここが一番のんびりできんねん”(*^_^*)

スタバに学ぶ原点回帰

話は変わりますが、訳あってハワード・シュルツさんの事を研究しています。スターバックスコーヒーのCEOでスタバを世界60カ国。18,000店にまで拡大したアメリカを代表する経営者です

シュルツさんはスタバを世界展開させる中で、一度CEOを退任しています、その間もスタバの売り上げは画期的に伸び続けました。

アメリカ本土ではスタバの隣にスタバを創り、お店ではオリジナルのCDやぬいぐるみを置き、今迄置いていなかったオーブンサンドイッチを置いていずれも売り上げをけん引していました

それは、株価を意識するあまり、或いは模倣した新業態の追随を意識するあまりグレードの高いコーヒー専門店の誇りと引き換えにした事を意味します・・・

シュルツさんはサンドイッチの販売を止めるように、コーヒー豆より多いぬいぐるみを置く事を止めるように進言しますが後任の執行部は聴き入れません。5年後、少しづつ客離れがおこり成長に陰りが見えてきます。

追随した模倣店との差別化が出来ず、技術の発展はファーストフードでも従来よりも美味しいコーヒーを提供を可能にしました。

スタバを選ぶ理由が無くなたのです

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後任のCEOを解任してCEOに返り咲いたハワードシュルツが行った改革はスタバの誇りを取り戻す事です・・・コーヒー専門店としてコーヒーの味を見直す事と、コーヒーを入れるバリスタの再教育です・・・

積んだぬいぐるみが販売用のコーヒー豆よりも目立つ事

サンドイッチの中のチーズが焦げる匂いが店内のコーヒー豆の香りを消してしまう事

利益率が高いという事でコーヒー以外の商品販売に熱心な店長達

メニューの増加で多忙な一方、簡素化したコーヒーを立てる作業で誇りを失ったバリスタ達

第3の場所

シュルツさん曰くスターバックスの定義は”第3の場所(サードプレイス)”だそうです

自宅(第一の場所)と職場(第二の場所)の間にあり公共性と個人性を併せ持つ環境、他の誰かと繋がり自分自身を再発見する場所をそう呼んでおり、そこでは手の届く贅沢が手に入る場所であると言っています。

これって、そのまんまスーパー銭湯に当てはまります

原点回帰、常連様達と湯船に一緒に浸かりながら感じた事です

僕は、風呂屋なんだって事!(^^)!・・・頑張ります!!

応援してね!!

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。