健全なる「劣等感」を抱えて前に進もう

アドラーさんと言う心理学者は言いました

「劣等感」とは努力や成長を促すきっかけになる良いものの感じ方の事だそうです

一方、「劣等コンプレックス」と言う言葉があります、これは自らの劣等感をある種のいい訳に使い始めた状態の事を言うそうです。

なぜ、劣等コンプレックスが生じるのか?他者との比較や競争心理を持つ事から生じるのだそうです。誰かと比較して自分が劣っている、それに対するいい訳は競争心理が働くから、自分や周りに対してできない説明を始めているのです

そうでなければ、今のままで居ても苦にはならないでしょうし、前に進みたければ前に進めばいいのでいい訳をする必要はない訳です

 

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今の自分で、自分を高めること

いい訳なんかせずに、ありのままの自分を出せばもっと素晴らしいのになって思える人が居ます。

いい訳をするのは二つの理由があります、できない理由を創り自分を正当化している点、もうひとつはその理由がなければ本当は自分はもっと凄いんだぞと思いたい気持ちです

「優越コンプレックス」と言う言葉があります、強い劣等感に苦しむあまり、努力や成長と言う健全な手段でなく「劣等コンプレックス」から逃れようとする気持ちです、あたかも自分が優れているかのように振る舞い、偽りの優越感に浸る状態の事。

過去の栄光や成功を自慢する、権威のある人と懇意にしている事をことさら吹聴して自分が特別であるかの様に振る舞う、経歴詐称や虚言癖、或いは自分がどれだけ不幸かを語るのもある意味「優越コンプレックス」です

なぜそんな事をするのか、それは全て他者との競争、比較を気にするからです

人は人、自分は自分の境地にあればそう言った感情は起こらないのでしょう、今の自分を認め、そして高めていく気持ちが重要って事です

坂道を登るのでは無くて、平らな1本道を進み続けよう

前に進むと言いましたが、一本の平らな道をまっすぐすすむ、坂道じゃありません平らな道です、前に居る人がいればそこに向かって進んで見ようと発奮する気持ち、これが劣等感です、前に居る人も、後ろに居る人も同等です追いついても抜かされても引け目を感じる事はありません、その道を前に進む事が今より成長をする事になるのです

僕の仲間に物凄くポテンシャルの高い人がいます、その気になればぐいぐい前に進む力を持っています、その人は平らな道を進むよりお気に入りの坂道を上がる事を好みます、力があるのでどんな坂道でも登ってしまいます、でも一定の高さに立ってその高さに立つと歩くのも、登るのも止めてしまいます。なぜならその坂の先には人はいないから、そしてその坂の上から昇ってくる後ろの人を気にする事が興味の対象になります。止まっているので距離は稼げません、中途半端に坂道なので高さは稼げて元居た位置と大して変わらない位置にいます。勿体無いな・・・て思います、そんな小さな丘の上で本当は満足していないのだろうな・・・

彼女に言いました、そんな坂道さっさと降りて、この道をまっすぐ進み始めろよ、あの頃と比べてまだ300メートルしか進んでないじやないか、誰かを追い越しても、追い越されてもそれを前に進むエネルギーに変えれば、今感じてるつまらなさはきっと解消できる筈です

どちらも、全ての人に共通する話です、僕自身の事であり貴方の事でもある、ある本を読んでいて自分の事、周りの人たちの事を思い描いてみました。

自分は自分であればそれでOKですよね(^_-)-☆

「嫌われる勇気」アドラーの教え 岩見一郎・古賀史健

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。