元自衛官という肩書き

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元自衛官自爆

元自衛官自爆、ニュースの第一報を聞いて戦慄したのち容疑者の素性が次第に明らかになるにつれそのイメージが変わったという人は多くないだろうか

憶測も含めて容疑者の背景が明らかになってゆく中、自爆により死亡した容疑者が72歳という年齢に第一印象とのギャップを感じた

自衛官という言葉から勝手に軍服を着た30代位の男性をイメージしていたからだ

容疑者の経歴がまだはっきり報道されていない現段階でこの元自衛官がいつまで自衛官であったのか?退官後どのくらい時間が経過しているのは今のところ明確ではない

今回の事件は手製の爆弾を爆発させるという特殊な犯行から専門的な知識を持つ職業の経歴を持つことは想定できるがこの肩書きが一人歩きしている感もぬぐえない

報道における肩書き

その人物が一体どんな人物であったのか?

人物に肩書きをつけることでイメージはしやすくなるがそれに対する明確な規定があるといえばそうではないだろう

「元警察官」「元教員」による不祥事、職業を特定することで抱くイメージとは何か?公務員たるものそのようなことはしてはいけないというより懲罰的な意味合いが込められているのかもしれない

「元」と「現職」の境も曖昧だ、報道された時点で現職であっても仮に犯罪における報道の場合その後所属先を解雇された場合は元になる、離職後1ヶ月でも元、10年経っていても元で報道される可能性はある

加害者ばかりでなく、被害者においてもその肩書きにおいて受け取るイメージは変わる

「殺されたのは元風俗店店員A子さん」という報道のされ方はあるだろうが、人命を救助したお手柄は「風俗店勤務のA子さん」というのはあまり聞いたことがない

「公務員」と言ってもその職種は広いし、

「会社経営者」と言っても会社の規模や仕事内容はまちまち

「自称〇〇」とは実績のない人は無職?

考え出すときりががないですね

 

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報道のされ方と発想力

少年犯罪、被害者報道、事件をめぐる報道姿勢にはいろいろと問題はあります、報道の自由と義務と責任が報道者にはあります

簡単に答えが出ることではないでしょうが、偏った報道はイメージの操作が可能であることを忘れてもらっては困ります

問題を提起し続ける機関であって特定のプロパガンダであってはならない

自分は一体何者か

同時に僕たちは一体何者なのか?

本当の自分はどんなコミュニティーに属しどんな活動や影響力を持っているのか?

されるされないは別としてどう報道されるべきなのか?

そもそも人間に肩書きは必要か?

俺、そんな報道のされ方だけは嫌だ!!なんて

そういったことを改めて考えてみるのもおもしろいと思います

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。