成功している経営者が「闇金ウシジマくん」を読む理由

経営者の勉強法

会長の今までのご経歴からすると相当いろいろな事を学んでこられたのでしょうね、私も今迄に数千冊の本を読んできましたが、会長がお勧めする本を教えてください

とある公開インタビューで腕利きのコンサルタントが某業界の大物会長に尋ねる

会場はその期待の1冊をメモして帰ろうと固唾を呑み、読書家のコンサルタントはもしかしたらそこから話の展開を広げようとしていたのかもしれない

大物会長が答える

そうだな!”闇金ウシジマくん”かな

俺、あんまし本読まないし、漫画は好きだけど!!

成功している経営者の対談やインタヴュー、ブログなどを読んだり見たりしていると勉強熱心なのは当然なのだが、その勉強方法はいろいろとある

もっとも多いのは実学で体験から学ぶという事、それはそうだろう

しかし、なんとか成功者の体験を身近に感じようとこういった書物を漁りその恩恵にあやかりたいと願う僕のような凡人からするとこの答えには意外と感じるものや、なるほどと感じるものなどその反応は様々だ

”そうですよね、僕も今は本はあまり読みません。勉強する若いうちはいいけど今はね・・・”とたじろぐフォローがより意外性を増幅させる

闇金ウシジマくん

山田孝之主演の映画”闇金ウシジマくん3””闇金ウシジマくんファイナル”がこの秋立て続けに公開され話題になっている

作、真鍋昌平の連載漫画「闇金ウシジマくん」は暴利金融業者丑嶋(ウシジマ)と彼が経営する闇金カウカウファイナナンスの従業員、及びその顧客たちとの背景にいる人達が織りなす群像劇で社会の闇と救いようのない人間の性が描かれている

ほぼすべての回が陰惨で、落ちてゆく人の姿を描く展開に戦慄さえ覚える後味の悪さと誰しもが陥る可能性があるリアルさが怖い

この本の存在は3年ほど前、若い飲食業界の経営者が推奨していたので読んでみたが、誰しもが孕む人間の弱さ、それを利用する人たちの存在を突きつけられる

ビジネス社会で生き残る経営者がこの書物から学ぶという意味はよく分かる、ある意味臆病でなければ強くはなれないことを感じてしまう

トップランナーで走る経営者には漫画を愛読する人は多い

勉強とはどんな形であれ仕入れた情報をリアルに生かす実行力で、教科書を読んで学ぶことではない、推奨しているから読んでみるのはいいとして、ビジネスを机の学問と勘違いしているエセ優等生では成功しないよ・・・

この会長のインタビューでそう感じてしまう私もエセ優等生ということだろう・・・

反省!!

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。