居心地の良いサービスは「提供するな、参加をして貰おう」

昨日は半年間通った勉強会の同窓会に参加して来ました

色んな人達が集まっています。

立場も職業も年齢も性別も、住居地域もまちまちで関西での集まりなのに北海道や北陸に住んでいる人も居ます

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数年前まではこういった勉強会や交流会と言うモノが苦手でした

知らない人達の中に身を置くことは何となく居心地が悪く正直言えば今も苦手です。

共通点があります

色んな人たちが居るので自分からすれば随分先に居るような人も居れば、いつか自分が辿った道に居る人も居ます。

現状に満足していない、何かを変えたい、成長をしたい・・・・

勉強会、特に自ら受講料を払って自己投資を行う人達にはこういった共通点があります

共通点があれば知らない人達でも関係性が生じます、大切な事は上も下も優位も不利も無いフラットな関係である事、共通性がありフラットな関係であれば、居心地の悪さは解消できます

スーパー銭湯の入浴料金も自己投資

少々強引かもしれませんが、私の仕事は温浴施設の運営を行う事です

ここに来店されるお客様は入浴代金を払って入浴されます。不特定多数の何十人、何百人もが集まる中で、見ず知らずの人達が「スッポンポンの裸」になって同じ空間で時間を過ごします。

浴室の中では皆さん平等です、年商100億円の経営者も、年金暮らしのシルバー層も入浴料金は基本同じ!!

浴室で男女が別れる以外はね(*^。^*)・・・皆同じなのです

何しに来てるのでしょうか?個人客で、カップルでファミリーで、友達同士で、団体で、用途は様々ですが基本的な部分で目的は同じじゃないかと思います。

風呂屋に疲れる為にやっれ来る人はいません、リラックスしにやってくるのです

これは紛れもなく自己投資ですな(-。-)y-゜゜゜

共通性がある人なら共感を得やすい

共通の目的を持って、人が集まる。お金を払って心地よさを求める、家にも風呂はあるのにワザワザお金を払って風呂に入りに来る・・・・自己投資です!

為らばどういった施設が選ばれ、存続できるのか?

上記の例で言えば関係性が作れる施設であれという事になります。

わざわざ自己投資をして勉強会に参加する

参加している人達には共通性があるために共感が生じ関係性が築きやすい

サービスは提供するな、参加をして貰おう

単にサービスを提供する、単にサービスを享受する

もしも参加した勉強会がそういった性質のモノであれば、僕は本講義が終わった後の同窓会や集まりにワザワザ出かける事はないでしょう!

そこに集まる人たちは相変わらず居心地の悪い人達という事になるでしょう

大切な事は自ら参加している事!

魅力的な講師や、先生は講義を壇上から一方的に発するのではなく聴講者を参加させる人ではないだろうか、夢中になれる講義や授業はアーチストと一体になれるコンサートさながらのライヴ会場である事が多い、そこで観衆はライヴに参加している

サービス業に従事しているとどうしても提供という言葉が先行してしまいがちだ

提供では無くて参加が大切

「ちょっと、スーパー銭湯に参加してくるは」そう言って貰える施設にならなければならない!!

応援してね!!

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。