天然温泉花咲の湯(HANASAKI SPA)へ行ってきました

埼玉県上尾市にある施設です。

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調べてやるぞ感満々の同行した保恵店長

ある方曰く「完璧だ!」と言わしめる施設運営を温浴事業に携わる者として見ておきたかったので行ってきました

教科書はポリシーを体現化するための道具

施設は某大手温浴設計会社の手がけた施設で、業界人なら一目で解ります。幾つかのパターンがあリますが関西にも全く同じようなつくりの施設が近くにありますので運営の違いが比較としてよく解ります。僕が興味があるのはハードでは無くてソフト、運営は人が行うモノなので生き物です。

接客ですがフロントでの説明も懇切丁寧です、結構長い説明をしてくれますが相手の顔を観て反応を確かめるような話方に好感が持てます

館内は無駄な貼り紙などは無く、装飾品や観葉植物が効果的に計算されて配置されています。

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勿論清掃も行き届いておりとても気持ち良い、特に浴室は素晴らしいの一言、開店して6年以上経過しているのだと思いますが、苔や黒カビ、温泉成分による変色、エフロ(セメントが溶け出して型がついたり、汚れたりする)等、日頃の掃除だけではなかなか対処できない部分迄綺麗に対処されています

お金をかけて改装をしたり、メンテナンスをされたりもあるのでしょうが衛生管理に対する確固たるポリシーを感じます

スーパー銭湯の本質は何か?

接客や清掃に関するマニュアルがしっかりしている施設は結構あります、然し残念ながら主役がマニュアルになっていて人がついてきていない施設が多い、言い換えればマニュアルの為のマニュアルです

この店は気持ちのよい施設づくり、運営に対するポリシーがはっきりとしており、そのためのルールであると言うことが教育されているようです。

マニュアルや、ルールは思いを体現化するための道具であるその道具を見事に使いこなしている施設だと思います

素の接客も素敵ですよ

ところで、退館時に先のフロント女性が退館手続きをしてくれました、利用内容の説明、次回のお得なクーポンの説明(これがお礼状と言う形で味がある)等をこれまた丁寧に説明してくれます、支払いの為大きなお札と端数の小銭を出して”すみません領収書ください”とお願いすると即対応をしてくれました

”ありがとうございました”(*^。^*)と女性スタッフ

”・・・・・・・・・・・・・・・!”と私

あの、おつり頂いていないんですけど!

あれー失礼しました、うふふ、ボーとしてました”と大いに照れなが恐縮するスタッフ

いいんですよね、こういうのが、

これはマニュアルにはない彼女の素の姿、そしてそれがとても好感が持てて素敵です

お客様はとてもわがままなモノ、卒のない気持ちのよい接客も受けたいし、個性を出して自分だけの接客も受けたい

根本は、職場と自分の仕事とそれを利用されるお客様が好きかって事だと思います

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次回来店時に入浴タオルプレゼント、クーポンでなくてお礼状、芸が細かく嬉しいですね

応援してね!!

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小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。