清河寺温泉に行ってきました

埼玉県の清河寺温泉に行ってきました。住所はさいたま市内、市内にも関わらず竹林の小山を切り拓いたとても情緒のある施設でした、

スーパー銭湯として贅沢で潔い施設

結構な敷地の広さ、おそらく竹林のあった小山を切り拓いて作られたものと思います。

スペックで言えば、この広さがあれば近年のスーパー銭湯は必ず岩盤浴を導入してきます。HPによると開業は2006年築8年、当然のように導入していておかしくはないのですがここは岩盤浴は無し、オペレーションも券売機でチケット買って入店を行うスタイルで、バーコードの後生産ではありません。

pop01

運営サイドからの意見ですが、このスタイルが一番効率が良い。バーコードの後清算は滞在時間と客単価アップを狙って導入しますが思惑を外すと人件費はかかるし、システムの投資、維持費はバカにならないし、取りはぐれの心配もあるのです(-_-;)

期待感を煽る長い長い回廊と竹林を借景にした露天風呂

その代り、この施設の大きな特徴は広い中庭をいくつか配して、物凄く長い回廊を通って浴室に行く仕掛け、途中で飲食ゾーンやボデイーケアコーナーなどがあったり、休憩スペースがあったり、そのすべてから庭の緑が望めてとっても贅沢です。お風呂にたどり着くまでの期待感も高まります

DSC01104IMG_1081

露天風呂は切り拓いた竹林を残して見事に山の中にいるような気分になれ、街中の施設としては何とも贅沢です

単純にお風呂を楽しむという、スーパー銭湯の本質から言えば規模は大きいですが実にシンプルで素晴らしい施設です

ポリシーの調和が取れていないのが少し残念

このお店の売りは間違いなく長い回廊と露天風呂です、然しとても残念なのは回廊のガラスに無造作に貼られたパウチPOPの多さです

装飾品としていろいろと墨絵や、絵画も貼られて感性された回廊は、設計段階で導入されたのか、デザイナーの意志によって取り付けられたのかまとまりのある完成系として納まります

DSC01106

意地の悪い見方かもしれませんが、お店を運営しながらその状態をいかに運営サイドのポリシーに変えていくのかが大切です

仕事として施設を観て回る場合、ここを勉強してできれば盗みたいのです

運営側がPOPを張る目的は2つ、”色んな意味でのお知らせ”と”注意書き”商売をしている訳ですからこのアプローチは伝えて行かな変えればなりません、その内容は営業を続ければ続ける程増えてきます。言いたいことは山ほどある(^_-)-☆気持ちはとっても良く解ります

 

取捨選択と展開場所を決める

自店が出来ているかと言えば自省の念を込めて書きますが、次から次にあふれ出る情報は取捨選択する必要があります、或はローテーションを決める。そしてそれを展開する場所は一定の場所に留めるのが良いと思います

ネガテイヴPOPはなるべくスタッフの声でお伝えする・・・

”どこにかいてあるんや。。。。””この注意書きはっときや”(関西弁です)お客様の云うことを全て聞けば施設は注意書きの展示会場になってしまいます。

言うは易しですがスパー銭湯としてのクオリテイーは高い

勝手な事を書きましたが、スーパー銭湯としてはクオリテイーが高く接客もとても親切でフレンドリーです。

シンプルで潔い、僕の好きなカテゴリーで近所にあれば通い詰めると思います。

応援してね!!

The following two tabs change content below.
小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。