化学療法から民間療法に切り替えて生存された実話
化学療法いわゆる抗がん剤治療はがんの種類、ステージ、楽材の種類、体質によって違いはありますが、多くの場合副作用は厳しく相当な試練を強いられます。
炭酸泉や温浴施設に関するサイトを運営する中で入浴による体温の上昇と免疫力についての記事を書く関係で闘病経験者や闘病中の方、あるいはドクターから『温熱療法』についての体験談や所見を聴く機会は多いのです。
しかし、取材対象は民間療法としての『温熱療法』であって医学治療と並行して行う補完医療としてのものです。
今回、生存確率は極めて低いとの見解を示されながらも抗がん剤治癒をやめて、温熱療法のみで寛解をしさらに告知から5年が経過し根治と診断され癌を克服したOさんの体験談をお伝えします。
但し、あくまでもこれはOさんの体験談であって、同じ状態の方に化学療法を止めて、温熱療法に切り替えましょうと推奨するものではありませんのでご理解ください。
むしろ、身体を温めることによる免疫細胞の活性化を根拠のあるものとして理解頂き、日頃の健康管理に役立てて頂きたいと思います。
さらに、もしOさんと同じ環境にある方がおられるとしたら化学治療と並行しての補完医療として是非取り入れて頂き、戦いに勝利して貰いたい。そのための参考になればと思います。
余命宣告の意味
あなたの余命はあと3ヶ月です!!
がんと診断された本人が、あるいは家族が医師から厳かに宣告を受け憔悴する、ドラマや映画でよく見かけるシーンです。
実際にこのような場面に立ち会った経験がある方も多いでしょう、実は私の父親も宣告を受け、そして治療プログラムに沿って余命を生き、ほぼ宣告通り人生を全うしました!
一方で、余命宣告を受けながらもその時期を過ぎて、なお健在な方や癌そのものが完治したというような方も多くおられます。
余命宣告とはなにか?
余命宣告とは、治療をした場合或いはしなかった場合の過去の患者のデーターから推察出来るであろう生存率統計による中央値のことです。
これは必ずしも全てに当てはまる正確なものではありません。
なぜならデータ自体は診断されてから継続して治療を行った人から得られたデータなので途中で治療を放棄をして自主治療を行った人の実態は追跡されていないからです。
つまり近代医療を行った人だけから得た情報であって、近代医療にかかっていない方のデータは含まれていません。
抗がん剤治療を止める決断
”先生、もしもあなたの大切な家族が同じ状況ならば、この辛い治療を続けさせますか?”
5年前に癌のためがん細胞を切除し、その後抗がん剤理療を行なわなければ生存率が極めて低いと宣告を受けたOさんはその言葉を受け入れ治療をはじめました。
しかし、あまりに辛い副作用のため担当医に尋ねた質問です。医師の答えは”その状況に直面しなければわからない”というものでした。
そもそも、癌が見つかり摘出手術を行うこと、その後転移した癌細胞を撲滅するための抗がん剤治療を行うこと、それは自分自身で決断することであり医師が決断するものではない事は当たり前の事です。
医者は単に過去のデータから判断できる材料で助言を行い、その助言に従って治療を希望した人に対して過去の症例に従ってプログラムを進めるに過ぎません。そのほとんどは西洋医療の考え方で進められます
Oさんは診察を受け、癌が見つかり、手術を勧められ、執刀して貰い、術後のプログラムの説明を受け、プログラムを開始する中で自分の命をどう扱うかは医師ではなく自分で決めるべき事なのだ、そのことがはっきりとしたそうです。
”抗がん剤治療を止めます!”・・しかしその決断を担当医に伝える決断は癌宣告を受けた時の何十倍も悩んだそうです。
温熱療法にかけてみると決断
治療を止めたOさんでしたが、自力でどうやって癌と戦うか明確な方法があった訳ではありませんでした。治療を止めて2ヶ月が経っていましたが重い後遺症は治療中となんら変わらない苦しみがOさんを襲います。
そんな時、京都に酵素入浴の有名な施設があると聞き、藁をもすがる気持ちで施設を訪れます。そこはその世界では著名な施設で高明な政治家や企業人、芸能人も利用する施設で市川海老蔵が亡くなった奥様のために生前教えを乞いに訪れ頻繁にブログ投稿をしていたことでも有名です。
酵素浴ってなんでしょう
初めて体験する酵素入浴、酵素の力で醗酵した酵母により70度にも上昇したおがくずのなかに身を沈め体を温めます。
おがくずは熱伝導率が極めて低いため70度であっても火傷の心配はありません。火は全く使わず酵素の力だけで(微生物の代謝熱・発酵の力により)発熱しています。
顔だけを出した状態で5分たつと吹き出るように体から汗が湧き出てきます。
実はOさんはこの頃、抗がん剤の後遺症で真夏の炎天下の中で長袖であっても一滴の汗も掻かない状態だったのですが、”体から吹き出るように汗は止まらず体内の毒素を全て絞り出すような感覚の中で20分の入浴のあとは体は芯から熱く暫くは汗が止まりませんでした”と仰り、その感覚はここ最近感じたことのない爽快感で体がしゃっきりとし、この時Oさんは生きているということを実感できたと言います。
それから2ヶ月間、毎日新幹線で住まいの明石から京都に通い2セットを続けました。この間にみるみる身体は元気になりその後暫くは週に3回の通院に切り替えながら体調を整えていったそうです。
酵素入浴を続け、抗がん剤治療を止めて半年後、定期検診に訪れた診断結果は医師も首をひねる良好な結果だったそうです。
あれから5年、集中して行った酵素入浴のおかげで今は定期的な酵素入浴を行っている訳ではありませんが完全な健康体に戻ったOさん。現在の様々な数値は病気前の数値よりも良く、毎晩の晩酌も楽しいと仰ってました。
体温を上げることで免疫機能が向上
酵素入浴により癌を克服したOさんに一体何が起ったのか?
ご本人の体験談をお聞きし、その後色々と質問をさせていただきましたが、やはり体を温めたことが一番の要因ではないかと感じておられるようです、
酵素入浴は先ほども触れましたが酵素の力による自然発酵熱でおがくずを温めています、おがくずは多くの空気を含んでいるのため熱伝導率が低く70度のおがくずに全身が包まれても熱く感じません、体感温度は42度くらい、少し熱めのお湯に浸かっているような感覚です。これを2セット毎日行うことで基礎体温も上昇し免疫機能が向上したものと言えます。
がん細胞は35度くらいの温度を好み活発になりますが、40度を越えると死滅すると言われています、体温が1度上がるとNK細胞が活発になり免疫活性が5倍に高まることはなんども記事にしているとおりです。
酵素入浴はこれでけでなく生命に必要な酵素の力により(微生物の代謝熱・発酵力によって)身体を温めるという神秘的な側面も持っています。酵素入浴が身体を丈夫にするといった説明は神秘的に聞こえつかもしれませんが自然エネルギーの力を借りて身体を温めているということは事実です。
ただ、酵素入浴は管理が大変なことと非常に特殊な技術も必要でそれほど普及はしていません、そしてそれだけに非常に高価なものとなります。
続けることで基礎体温を上げるには身近な高濃度炭酸泉でも効果はありますので日頃からのメンテナンスに活用いただければと思います。
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