コミュニテイーマーケテイング

釈迦に説法かもしれませんが、商売の基本は新規客を取り続けながら顧客化しリピートしてもらうことです。駐車場300台、大きな経費をかけながらうまく機能していない施設もあれば、自転車のお客様だけで連日溢れかえっている視閲もあります。

 

後者の施設に共通しているのは、お客様が利用している施設を誇りに思っていること、もう一つは商圏の中で多角的な機能を果たすハブとなっている点です。その結果顧客同士の繋がり自体が一つのマーケットとなっています。このようなコミュニテイーマーケテイングの手法を上取り込むことで地域に愛され安定した運営基盤を強固なものにしてゆきましょう

 コミュニテイ・マーケテイングで効果を上げる3つのポイント

 ①自店のポテンシャルを理解する

温浴施設はもはや風呂を提供する場所ではありません、自宅では体験できない大きなお風呂は一体どんな特徴があるのでしょうか?自慢の温泉と言いながらもその効能や、正しい入り方を施設が知らないケースは珍しくはありません。

 温浴施設に共通する便益として体を温める機能があります、日常お金を出してお風呂に通う習慣のない人でも体温をあげる必要性を感じている人は多くいます。

例えば「妊活」をテーマに基礎体温の向上方法を温泉の効能、正しい入り方、施設の活用法、を明確にし、近隣の産婦人科に営業をかけ、施設内で勉強会を開き、先輩の声を会報誌に掲載するなど行っている施設は若いご夫婦の利用率は高まります。この中には結婚するまで銭湯を利用したことのない女性が結構含まれたりします。

施設にはサウナ・薬湯・電気風呂などの設備があり、多くの人が集まる空間・リラックスできる空間という特徴があり、飲食・マッサージ、物販コーナーなどの付帯施設があり、立地特性・・・・切り口を変えて、あるいは視点をかえて見れば同じサービスでも人によって響き方は異なります。

自店が提供するサービスがどんな層に、どのように響くのか?どうやって伝えれば効果的なのかを掘り下げることで新たなニーズを作り出すことが可能なのです。

 

 ②顧客のハードリピート化・ファン化を行う

多くの施設はリピーターによって支えられていると思います。週2回来店するリピーターのお客様が4回利用するハードリピーターとなれば客数は2倍です。施設の提供するサビービスを積極的に利用するファン客が増えれば売上は3倍、4倍に伸びてゆきます。

 会員カードを発行していても、只の住所名簿となっているケースは多いですがその中からハードリピーター、フアン客、サポータを作り出す方法があります(その為にも①の要素は重要です)。サポーター客は施設の伝道師として新たな集客や、営業を支える役割を担ってくれます、“100人の伝道師を作れば上場できる”いくつもの起業を成功させた著名な経営者の言葉です。

 ③足元商圏は最高のアドバンテージと考える

 一般的にはお金を払ってお風呂に入る習慣を持つ日本人は2割と言われています、つまり現在の温浴事業は嗜好産業といえます。これを当てはめると商圏の中には施設利用した人よりもしたことのない人の方が圧倒的なのです。

 お金を払ってお風呂や温泉に入る嗜好はないが健康に関心がある方、その為にジムに通う、サプリメントを飲む方、週に1度は外食する、コンサートに出かける、美術館に行く、人の嗜好は様々です。

 

 

 

商圏内立地で温浴施設が切り口を変えて嗜好客毎にサービスの提供を伝えることで新規利用客の獲得が容易になります。近くで体験できるということがアドバンテージとなります。

 

また、①で取り組んだ施設のポテンシャルを角度を変えれば入浴をしない方へもアプローチが可能です、人が集まるコミュニテイー機能は地域在住の趣味の作品の展示場にもなりますし、地域の農産物や工芸品の販売も行えます、地元レストランとタイアップしたレシピをレストランのメニューに加え人気の施設もあるのです。地域のブランドの核となるコミュニテイー・マーケテイングが施設を強固なものにするのです。

 

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おのやすなり

小野康成 温浴施設コンサルタント 温浴施設の持つポテンシャルを視座を変えて見つめ直すと実に多くのサービスを提供できます。それを必要としている人が地域には溢れています。17年間で複数の温浴施設・飲食店を立ち上げ現場指揮から得た経験から、施設と地域と人を繋ぐプロデユースを行なっています。

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