遠い異国で囚われの身となった日本人達がいました。

無事を祈る多くの同胞がいる一方で、敢えて危険な地域に足を踏みい入れた彼らに対して非難的な声が世論に広がりました。

人類の歴史の中で綿々と続く宗教対立の犠牲として灼熱の砂漠に跪く彼らが、ただただもう一度たっぷりのお湯が溢れる湯船に浸かり悪夢が悪夢であったと思える日がくればいいのにと思っていました。

見知らぬ人たちが裸で同じ浴槽に浸かりながら安心して寛ぐことができることは他国にはないとても素晴らしい慣習です。

金持ちもそうでない人も、仏教徒もキリスト教徒も、悩みのある人も能天気な人も裸で同じ浴槽に浸かり平等で安全で、この国の温浴文化は誰もが一個の人間として同じ空間で自分の時間を楽しめるのです。

お風呂ビジネスで求められる現場力をサポートします

こんにちは、日本コミュニテイー・マーケテイング研究会代表のおのやすなりです。

スーパー銭湯というジャンルが広まり始めた2000年から温浴ビジネスに関わってきました。

副業で始めた温浴事業は波に乗り、直営で3施設まで拡大しその利益は下降を辿っていた本業を立て直す原動力になりました。この間様々な学びを得ることができました。

リーマンショック以降は景気の低迷と、競争激化と、新店舗計画の躓きの三重苦で少々苦労することになりました、このとき経験から更に大きな学びを得たような気がします。

この間の経験や数々の協力者との連携は今大きな財産であると考えております。

温浴を提供するサービス業は数々の形で変化をしながら存在しています、業界、業態の垣根を越えて様々な経験や知恵があるものがお互いを助け合う場として日本コミュニテイー・マーケテイング研究会を立ち上げました。

日本人がお風呂に入る意味

湯船に浸かる我々の習慣はシャワーで単に汚れを落とす機能としてのものではなく、自分の時間を取り戻し、寛ぎ、健康的で命の洗濯を行うような行為なのです。

清潔で安全で安心できるたっぷりのお湯が溢れる大きな浴槽、電気風呂やジェット風呂などアトラクション的な浴槽、そういった機能的な環境を提供することも重要ですが季節を楽しみ、コミュニケーションを楽しみ、裸の開放感を楽しむそういった場所なのです。

そのための入浴作法や気持ちの良いヒトとしての気配りの持てる情緒的な側面を提供することが独自のサービス業としてより大事ではないかと思います。

失われた20年を救ったのも日本のお風呂ビジネス

後に、失われた20年と呼ばれる真っ只中の2000年、この年に介護保険制度が制定されデイサービスでは体の不自由なお年寄りが入浴を楽しめるようになりました。

スーパー銭湯のブームが訪れ、温泉地に行かずともお風呂を気軽に楽しむ気軽なレジャーとなりました。

スポーツクラブの全国チェーンの統合が始まりま、健康ブームに火がつくとともに運動後の入浴は心もリフレッシュでき、新たな社交の場となったのです。

高度成長期やバブル期に創設された大小の旅館の廃業が続きましたが、昨今は投資会社の手によりリノべーションが行われ新たなビジネスモデルで息を吹き返しています。

多くの入浴をサービスとする新規事業が広がり経済に寄与してきたことにこの国のお風呂文化に対する根の深さを感じずにはおれません。

しかしながら、そのビジネスモデルはデフレ状況の中で投資を抑え合理化による低価格戦略がウケたに過ぎないものも少なくありません。

ビジネスチャンスと見て多くの企業が参入しましたが、その結果競争は激化しその傾向は一層強くなりました。

急成長の中で本来の必要である情緒的側面よりも機能が優先され、本来大切にされるべき湯船に浸かる喜びを伝える人材の育成が置き去りになってしまうことに憂慮の念を感じます。

現場が考える力を持つ組織は生き残る

究極のサービス業である特養老人ホームの介護士

あるユニットケアを行う特別養護老人ホームをお手伝いさせて頂いております。

景気の回復の兆しが見え人材不足が課題になるなか介護施設業界では人材の確保が非常に厳しい状況です。

人間の尊厳と安全を第一に考え入居者をサポートするスタッフに仕事は緊張の連続で次の瞬間に何が起こるか解らない現場で重要なことは現場での判断力が要求されます、高齢者や痴呆症の方は健常者と違い気の緩みは即命に関わることもあるのでとても重い責任感が課せられます。

ユニット介護はお一人お一人の生活リズムに合わせて生活をサポートするためにきまった時間に起きて、食事をして、お風呂に入り、排泄を行い、就寝をするといったグループ介護とは違い職員の負担は更に高いものとなります。

この施設には入居者10名を1ユニットとして専属の職員が配置され介護を行い、全部で10ユニット100名の大所帯です。

施設全体の基本ルールはあるのですが、それに加えて各ユニットごとに独自のルールがありそれに沿って各ユニットの運営は行われています、そしてそのルールは逐次変更をされて行きます。

終の住処として入居されている10名の入居者には様々なタイプの方がおり、健康面や精神面も刻々と変化して行きます、これを大きなルールで縛りつけるのでなく、フレキシブルに現場が対応する必要があるからです。

施設、入居者、そして入居者のご家族と対峙しながら最善を尽くす職員は介護をしてあげていると言う意識はなく、入居者により良い環境のお手伝いをさせて頂いている雰囲気に満ちており、彼らの仕事は究極のサービス業のように思えます。

組織のルールと現場のルール

ユニットリーダーは以前効率を追うグループ型の特養老人ホームに勤めていた経験がありますが、仕事をさばく感じの介護に疑問を持ち、一時別の仕事をしていたと話してくれました。

ここに勤める多くの職員を見ていると皆輝いているように感じます、一人一人の入居者のために現場はどうあるべきか、プロの介護士の仕事は単なる労働力の提供などでは到底まかないきれない仕事です。

現場感が重要視される現在の施設に魅力を感じると彼はいい切ります。

長年おもてなし産業で仕事をしていたという自負がありましたが、決して華やかではなく多くの苦労と責任の伴う仕事に気高さを持つ彼らの現場力は勉強になるばかりです。

新卒入社希望殺到のスーパー銭湯の秘密

埼玉県に本社を置く株式会社温泉道場は、「おふろCaffe」という屋号でスーパー銭湯を再生させ、傾きかけた施設を人気店に変えて実績を伸ばしています。

この会社のモットーは現場のテンションが上がることが事業の最大の目的であると言い切る。

暖炉のある別荘地のような空間、タイムスリップしたようなレトロでノスタルジックな空間、キャンプ場のような空間などを本格的に作りこむが、決してハード面や装飾品を飾っただけの空間ではなく、それを取り組む現場のスタッフが自分たちのやりたいこと、ワクワクすることを運営に持ち込み実現させて行くことに重きを置いている。

直営店5店舗の正社員20数人中半分以上は社会人経験のない新卒採用の社員が中心である。スーパー銭湯の運営会社では極めて異例ではあるが、温浴施設とはこういったものだという既成概念を排除し、サービス業として思いを体現化できる社風に憧れ多くの若者が入社希望の声が途絶えない状況だそうだ。

温泉道山崎社長インタビュー

評価の高いホテルに共通の2つのクレド

人材不足の上に経費の削減で本質を見失った介護施設で自尊心を持つ社員は育たないし、形ばかりのクレドだけのホテルでもいいサービスは提供できない。

ステイーブン・R・コヴィー博士の名著「7つの習慣」ではあるホテルチェーンのサービスについての記述があります。

「一流のサービスを提供するたためにサービスの指針となるクレドは必要である、しかし本当に重要で顧客に満足を与えることができるのはチェーン本部で高級な応接セットに座って数人の幹部が作成したミッションステイトメントではなく、クレドに従い現場一人一人が考え、作り上げたミッションステートメントである」

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

お客さまからの真の支持を得られ、繁盛している施設には入浴という機能を提供するのではなく情緒を大切にする文化を核としています、そしてそこには現場で一人一人が状況判断を行い考える力を持つ人達がそれを支えているのです。

店舗運営者のサポート・育成代行いたします

顧客の信頼を得て安定した経営施設の5つの視点

1)理念を示し対象とする顧客を明確にできている企業

2)独自資産の重要性を理解し大切にしている企業

3)総花的な経営を行わない企業

4)経営層が現場と向き合い、現場が顧客と向き合っている企業

5)経営と現場が一体となり常に顧客にメッセージを発信し続けている企業

☟☟☟

現場が信念を持って質の高いサービスの提供を続けている

経営者と経営幹部・現場の間に立ち課題の発見解決を行い一体感のある組織を創ります

価格訴求に頼らない3つの課題でチームを創ります

独自資源から提供できる独自サービスをチームで考えしっかり伝えることで顧客との関係性を重視します

これは失敗の中から学んだ成功哲学です

①生涯顧客単価の向上

価格訴求の運営は施設を陳腐化し、スタッフの意欲も高まりません!価格以外で顧客の来店動機を高め来店回数を増やす、館内での付帯消費の促進に絞りスタッフの意識改善・売り場改善を行います

②地域コミュニテイーとしての場の提供

独自の資源を活かせていますか?人が集まる場所として個人からグループ、地域活動や企業へのアプローチを考え、有効な手段で地域のコミュニテイーの場としての集客を行います

③情報の発信

伝えているつもりで伝わっていません!施設の想い、取り組み、それを行う人達、お客間の声を発信し続け顧客との関係性を強固にします

実績のある実例でサポートします

多くの取り組みをしてきての現状だと思います、それゆえに現場を客観的な目で見させていただきます。

人件費・営業費用・光熱費・設備投資・プロモーションや現在のオペレーション、現場に入り込み貴社の常識やルーチン業務を客観的に拝見させてください

当研究会の多くの成功例や失敗例連携できる仲間から最適なご提案をさせて頂き、一緒になって改善をさせて頂きます。

リアルな成功事例と失敗事例信頼あるパートナーの生きたアドバイスを現場で実践!!

多くの経験を積んだ仲間が連携して助け合う組織を目指しています、行動から得たノウハウや発見をシェアすることで質の高いサービスの提供や問題の解決に役立てて行きたいと考えています。そして貴社の経験もまた誰かの役に立つかもしれません。助け合いの精神が当会の基本ポリシーです

常識を疑え、経費の見える化は驚く現実を目の当たりにします

大量の水をお湯に変え温かで、清潔で、気持ちのよいおふろを提供すること。入浴して頂くことををサービスの中心におく我々にとって水・電気・燃料は最も重要で氣を配るべきものです。必要なエネルギーとそうでないエネルギーは施設の環境によって変わります。どこまでが必要で、どこからが無駄であるかは施設の状態と使用量とを常に関連付けて見える化する必要があります。当会は水光熱費を365日リアルに水光熱費を監視できるIotシステムで状態分析のお手伝いをします。

導入だけで安心してませんか?設備投資の効果的な運用

温浴施設は設備産業、そんな概念で経営を行っている施設があまりにも多いのに危機感を感じます。設備は設備、それをどう使い、どう伝え、どんな結果や便益を作り出しサービスに変えるのか?お客様の笑顔は設備導入だけでは得ることができません。既存の設備、新たに導入する設備のあり方を見直し投資効果を最大限に生かす方法を一緒になって考えさせていただきます。

プロモーションは個人が出ているか?個人に向けて発信しているか?

今や企業のプロモーションもSNSの時代です。これは何を意味するのか?お客様は企業や会社と仲良くしたい訳ではありません。そこでサービスを提供する誰か?その人の思いを受け取りたいのです。プロモーションでは”個”を大切にした施設ほどお客様との関係や結びつきが強く安定した集客で結果を出しています。具体的な事例に沿って顧客のサポーター化を実践して行きましょう

それって誰が嬉しいの?惰性のイベントをしていませんか??

イベントの押し売りしていませんか?一方的なイベントを消化していないでしょうか?イベントは提供するよりも参加してもらう事が重要です。毎月、毎年行っているというだけの理由でなく、本当の意味で参加者と笑顔になれる企画を作り上げていきましょう。それには提供する側がおもいっきり楽しむこと、そんイベントを一緒に考えていきましょう

お風呂をサービスの中核としている全ての事業で現場が活き活きとサービスを提供するお手伝いをします。お気軽にメッセージください

お問い合わせはこちらまで

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でフォローしよう!

The following two tabs change content below.

おのやすなり

おのやすなり:全国アパレルチェーンのエリアMGRとして勤務後、温浴事業参入を目指す企業にプロジェクトリーダーとして入社。設計段階から関わり1号店を出店、その後取締役事業部長として事業拡大を行い温浴施設3店舗、付帯飲食店5店舗を展開し統括を行う。 2016年、お風呂を利用した全てのビジネス(温浴・宿泊・介護・スポーツジムなど)運営の総合アドバイザー集団を目指し独立、現在に至る。 現場が問題意識を持ち課題に取り組める組織運営をサポートし活気のある施設運営で売上・利益をあげるサポートを行います。